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【社労士試験】試験申込みが早いと…?

はじめに

みなさんこんにちは。(ë)です。

4月14日、今年度の社労士試験の日程が公示されました。

令和5年4月14日付官報(号外第80号)

例年通り、8月第4週の「8月27日」となりました。
そして、インターネットでの申込みも、明日4月17日から開始されます。

そこで、今回は「申込み」の順番と「合格率」という観点から、
ちょっとした小ネタを発信したいと思います。

申込みが早いほど合格率は高い?


「申込みが早い方が、合格する可能性が高い」


こういう話を目にしたことがある人が、
もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

果たして、本当に相関関係はあるのでしょうか?
私も個人的に気になっていたので、今回調べてみました。

▼△▼△▼△

申込みが最も早い10%層は、最も遅い10%層に比べると合格率に約40倍の差


結論から述べると、相関関係が見られました
申込み順が早いほど、合格率が相対的に高い傾向にあるように思われます。

下のグラフは、合格者の割合(縦軸)と、申込み順の早さ(受験番号の若さ)(横軸)を示したものです。横軸は、受験者数を10%ずつの割合で区切っています。
受験番号を若い順に並べ、そのうち上位1〜10%層における合格者の割合は「19.62%」です。同様に、受験番号上位11〜20%層における合格者は「14.56%」という結果になりました。


※例えば、受験者を100名と仮定した場合
・上位1〜10%(受験番号が1番から10番)の受験番号のうちに占める合格者割合が「19.62%」
・上位11〜20%(受験番号11番から20番)の受験番号のうちに占める合格者割合が「14.56%」
という感じです。


最も合格者が多いのは、受験番号を若い順に並べ替えた場合の、上位1〜10%層の「19.62%」で、これは最も低い91〜100%層の「0.47%」と比較すると約40倍もの差があることになります。ここまで差があるとは驚きです。

*注意*
・今回検証したのは、「令和4年度」のみのデータです。
合格者番号は非公開となってしまうため、自分がデータで持っていた令和4年度のみでの検証となっています。
したがって、この傾向が毎年の傾向であるかは、根拠に欠けます。
・今回検証したのは、「都道府県に会場が1つ」の試験地です。
1つの都道府県に、複数の試験会場を設定している場合は、1つの試験会場あたりの申込者数が公開されておりません。正確性に欠けることから、今回の検証からは対象としていません。

なお、地域別にまとめると次の通りです。

※「都道府県に会場が1つ」の試験地のみ

黄色で示しているのが最も合格者が多い層で、青色が最も少なかった層です。
地域によって差はありますが、おおよそ「受験番号が若いほど合格率が高く、そうでないほど低い」ことが分かると思います。

なぜ合格率に相関が現れるのか?

なぜこのような結果になるか、個人的には2つの理由があると考えます。

①モチベーションの差

1つ目に、モチベーションの差が考えられます。
「絶対合格してやる」と考えている人と、
「受かるかわからないけど、とりあえず申し込みました」という人では、
合格率に差が出るのも、なんとなく想像できる気がします(笑)。
また、モチベーションが低い人(業務の関係で受験する人)は、
当日欠席する割合も一定数いると考えられます。
それらも影響していると考えられます。

②「会場ガチャ」に当たる可能性が高いかどうか

2つ目に、「会場ガチャ」の関係が考えられます。
社労士試験に合格するためには「選択式の運」に加え、
「会場(周りの受験生)の運」、この2つの運が必要だと思っています。
はじめて社労士試験を受ける人はまだ想像しにくいかもしれませんが、
「会場の運」はとても重要です。
例えば、本試験の隣に座る人が「貧乏ゆすり」をしているかどうか、
それだけでも集中力に大きな差が開くことは想像できると思います。
1つ目の理由とも関連しますが、社労士試験に対する集中力が高い人ほど、早い番号に集まる=会場の雰囲気も良い(?)ことが考えられます。

これらの理由は、はっきりとした根拠がないので、
あくまで私の個人的な考えであるということをご理解ください。

大切なことは、申込みを忘れないこと

今回は、「申込み順」と「合格率」の相関関係を見てみました。
これはあくまで傾向の話です。大切なことは、本番で実力を発揮できること。そしてなにより「申込み」を忘れずに済ませることです。
申込みがなくては試験のスタートラインに立つこともできませんね。

ちなみに、私の受験番号は上位「31〜40%」の層だったので、
今回の相関関係とはあまり関係ない位置にいました(笑)。
また、SNSを見ると「受験番号が遅い方が、欠席者が多く会場にゆとりがある」といった意見もあるので、一概に早い方が良いとは言えないかもしれませんね。色々な人の経験を聞くことが重要です。

なお、申込み期限は、5月31日の23時59分59秒となっています。
申込みの手続きを、モチベーションをあげる一つのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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