團菊祭|丸ビルde歌舞
團菊祭
5月は3回ほど通ったかな。うち1回は歌舞伎を見たことない友人と♪
やっぱり初舞台があるような月って歌舞伎座自体が通常の公演月とは違う雰囲気で、とっても好き。
賑やかな歌舞伎座だったなぁ。
寿曽我対面
基本的に月の一番初めに見る観劇日はイヤホンガイドをレンタルしています。
正直レンタルしてよかった〜って思っちゃった。(最初の並んで順番に話していくところとか、マジでなんて言ってるのかわからず…)
話は脱線しますが、最近松竹と国立図書館が制作協力してる歌舞伎用語案内というサイトを見つけたのでそれを見て歌舞伎について勉強しています。
最初に並んで順番にあらすじっぽいことの流れを説明してくれることって、他の演目でも結構ある気がするんだけどなんて言うんだろ〜と調べつつ他の項目も見て勉強。
今回は、梅玉さん魁春さんご兄弟 With若手たちで出演。
本当に知識不足で知らないんだけど、こういう演目って松竹から○○さん何月はこの演目で決まりました、配役は任せます。どうぞって感じなのか、
それとも何月一幕お願いします演目どうしますか?配役も決めてくださいっていうもっと役者側に自由がある感じなのかどっちなんだろう。
もし後者の演目から配役まである程度役者がわに自由がある・決められるっていう場合、「今回は古典を若手に…弟と一緒に教えます」と決めた梅玉さんえもすぎない?
色々なお知らせ等読んだ感じだと、後者っぽいい感じがしたな。
右近さんと松也さんお互いにあっていて、逆の配役でも見てみたかったなとかも思った。
特に右近さんのお兄ちゃんはイケメン。
若き日の信長
この演目、めっちゃ泣いた。
父親が亡くなって3回忌の法要があるってところからこの話は始まるが、今回は先代團十郎さんの十年祭…。
この時にこの演目をやるのは意味があると、何かのインタビューで見た。
正直どう言う話なんですかって言ったら説明が難しくて、この話で信長がどうやって天下取りを目指すに至ったのかとかそういう経緯的なのを描いた話とかでもないし、あの信長はこんな感じで育ちましたって感じの話でもない。
しかも私みたいな新規ファンが思い描くような「歌舞伎らしさ」も0。
すでに観劇した方の感想の中には退屈・つまらない…がほとんどだったので、実際どうなのだろうかと思っていたが、私はとっても感動したしいいお話だったと思う。
特に最後の場面が印象的かな。
中務の爺が死んだから、その思いを胸に天下取りを目指す信長とか、そういう話じゃないんですよね。
けど中務の爺がああやって死んだことは、信長にとってはターニングポイントだったのかなと思う。
話の中の出来事と信長の行動は別に繋がってもいないし、考えを変えるきっかけを与えたとかそういうことでもない…。
あとは、なぜ信長が父の法要に出なかったことに責任を持って中務が死ぬことになるのかと言うのが最初の観劇後は全く理解ができず。
信長を理解しているような立場であるのならば、信長が「どうして父の法要に出ないのか」という理由もわかっているんじゃないかって、納得が行かなかった。
けど、2度目に友人と観劇したあと色々感想をお互い言い合っていたら、信長のことを理解をしているからこそ、信長が法要に出席しなかった責任を「教育係であった自分」が追うことで解決させようとしたのかと気付き…さらに悲しい気持ちになった。
中務役は梅玉さん。老け役なのが新鮮。
法要後、トボトボ舞台上に一人で出てくる中務のシーンがあるんだけど、一言も発さずただ袖から出てきて舞台上に進んでいくって動作だけなのに…中務の悲しみが伝わってきてそこだけでも号泣。
死ぬ前に3人の息子の前で「この漢字はこれであっているか?」みたいな確認をする場面では、漢字を確認したくて見せてるわけではない。
生き様を3人の息子達に見せるためなのかなとか色々考えさせらた。
というか、この演目自体、色々考えちゃう演目だったな…。
巡業どうしようかな〜(行くか行かないか笑)と色々考えていたけど、この演目見てたら現実とリンクしちゃって、観に行かせていただきます!!状態に。
とりあえず9月は博多座。
音菊眞秀若武者
眞秀くんの初舞台。
今月は初舞台のおかげでロビーも客席も超華やか〜!
この初舞台があったから、歌舞伎を初めて観る友人を誘いやすかった。
演目途中でひーまこと菊五郎さんが出て来るのだが、眞秀くんに言うセリフがエモくてエモくて…。
あとは音声ガイドの方も演目の解説をしっかりしてくれる上に、ちょいちょい挟む言葉選びが上手くて…。
あとはしのぶさんのブログもリアルタイムの感情が綴ってあり、とても良かった。
千秋楽後の菊五郎さんとのアツい話はなんか勝手に泣いちゃったよね。
莟玉さんの丸ビルイベント
休日と平日の二日間に渡り開催された丸ビルでの歌舞伎イベント。
丸ビルにこんな会場があるの全く知らなかった〜。
高砂屋からは、莟玉さん梅乃さん梅寿さん梅秋さん!
梅乃さんの歌舞伎とはお話から始まり、梅寿さんの女方のなり方、そして会場での演技の実演。
梅乃さんの軽快なトークが良かった。
そして、莟玉さんの素踊り。(可愛い)
最後は客席と記念写真。
これ、昔色々なイベントでやったな〜〜SNSに載せられるの嫌だなとか思っていたけど今のところ自分がいた回はどこのSNSにも載っておらず安心(笑)
楽しい5月でした。