kahoot!の「割り当て」機能を使いこなす!
教育系アプリとしては有名なkahoot!。使っていらっしゃることと思います。
勤務校でも、kahoot!を積極的に授業に使っている先生方が多く見受けられます。単元の導入の意欲や関心を引き出すためのレディネスクイズとして使用したり、まとめの学習として使用したりと様々です。
主な使用方法としては、全員が同じペースでクイズを解いていくことが多いと思います。
私もそのような方法でkahoot!を使うことが多いです。
でも、「割り当て」という機能があり、最近はこの機能が大変便利であることが分かり、授業でよく使っています。今回はそのやり方や実践を紹介します。
1.「割り当て」機能の使い方
ライブラリの右側に、「1回プレイ」「割り当てる」「開始」というボタンがあります。この「割り当てる」のボタンを押すと、「割り当て」が始まります。
いつまでこのkahoot!に参加できるか、期限を設定します。
問題タイマーは、問題ごとに時間設定をするかどうか決めます。ゆっくり考えさせたいときはタイマーをOFFにします。
カスタマイズ学習は、スマホがないとできないので、学校では使っていません。
回答順序をランダム化は、選択肢の配列をバラバラにして位置で答えを覚えることを防ぐ機能です。これはONにしておくことをお勧めします。
ニックネームジェネレーターは、名前を勝手に作成してくれます。私はOFFにしています。
プレイヤーの傘下のさせ方には、QRコードを読み込ませるか、ゲームPINを教えて入力させるか、URLを送るかの3種類があります。
私の場合は、黒板に書いて打ち込ませることが多いです。
2.活動例その1 定期テストなどのまとめとして
授業では一つの文法が終わったら一枚の文法のプリントを学習します。この学習の仕方は、生徒に選ばせています。一人でやる、友達とやる、答えを見てやる、などです。次の日にkahoot!でテストをして、それが成績になります。
定期テスト前になると、授業でこのkahoot!を「割り当て」して、勉強してもいいよと伝えます。何度も挑戦できるし、タイマーの設定もOFFにすれば、自分のペースでできます。満点を取るまで何度も挑戦する生徒もいます。
順位の履歴が残るので、他のクラスでこの「割り当て」したkahoot!を行うと、他のクラスとの競争になります。また学年をまたぐことももちろんできるので、2年生がkahoot!の割り当てしたものに挑戦し、3年生の授業でkahoot!を行うと、後輩には負けられない!となり、ほどよい競争意識ができて、頑張ります。
3.活動例その2 英語の長文を読んだ後にkahoot!割り当て
長文を一通り読んだ後、この割り当て機能を用いたTFQUIZや選択問題を行うと、集中して頑張ります。
最近はAIで問題を作成してくれる機能が付いたので(有料ですが)、それを使うとあっという間に問題を作成してくれます。
コツはペアで同じ答えを選ぶようにすることと、元の英文を読んでもいいよと伝えることです。そうすることでペアでやり取りが始まります。また一度読んだ英文をより深く読もうとするので、Post Readingとしてふさわしい活動となります。