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教師と生徒の立場が上下関係という認識を早いところ変えないといけないな・・・という件について
一般的に「教師」は大人、「生徒」は子供であり、「教師」は教える人、「生徒」は学ぶ人、となると、「教師」が上司で「生徒」が部下のような上限関係が生まれます。社会に出ても、集団の基本は「上下関係」という考え方で物事が進んでいくと、教えるのは上司で、何も考えず実行するのが部下という図式が生まれます。
昔の産業構造は、作るものが決まっていて、人は歯車のように動くことが求められていますので、集団が「上下関係」であることが非常に効率がいいわけです。
作るものは決まっているから、そこに創意工夫はいらないわけで、上司が全体の方向性を決め、「よし、今日はこれをやるぞ!みんな進め~」みたいな。
でも、現代社会は何かの問題を解決したり、新しい価値観を想像したりということが求められるようになってきているわけです。そうなると集団が「上下関係」でいると、新しい価値を生み出すのは非常に困難です。なにせ、考えるのは上司一人だけなんですから。「上下関係」の集団では部下は歯車なわけですから、そもそも考えることをしません。
日本の進むべき道は「上下関係」の集団ではなく、構成員が、自分の良さを最大限発揮しながら自分で動いていく「チーム」である集団になっていくことだと思っています。そのためには人間が最初に家族から離れ社会的集団の一員となる経験を積む学校が「チーム」にならないといけないんじゃないかなと考えるようになってきました。
じゃあ教師の役割は何になるのでしょうか。今まで教え導く立場だった教師が、その役割を変化させていくことは容易なことではありませんが、この「教え導く」立場から早いところ退かないといけません。
よいチームにとって大事なのは「マネージャー」です。よりよいチームになるためにチームをマネジメントする存在を教師が担っていくべきと考えます。
じゃあ、マネージャーって何するんでしょうか。
chatGPTに聞いてみました。
マネージャーの役割は、組織やチームを効果的に運営し、目標を達成するために必要なリソースを管理することです。具体的には以下のような役割があります。
計画と戦略の策定: チームや組織の目標を設定し、それに向けての戦略を立てること。どのようにリソースを配置し、どの順番でタスクを実行するかを決めます。
チームの指導とモチベーション管理: チームメンバーを指導し、個々の強みを活かしてチーム全体のパフォーマンスを最大化すること。モチベーションを高め、仕事に対するエンゲージメントを維持することも重要な役割です。
リソースの管理: 人員、予算、時間などのリソースを効果的に管理し、適切に配分することです。過剰なリソースを避け、必要なリソースが不足しないようにすることが求められます。
コミュニケーション: チーム内外で情報を適切に共有し、効果的なコミュニケーションを維持することです。上司や他の部署との連携も含まれます。
問題解決と意思決定: 業務の進行中に発生する問題や課題に迅速に対処し、最適な解決策を見つけること。意思決定を行い、その結果がチームや組織に良い影響を与えるよう努めます。
業績評価とフィードバック: チームや個々のメンバーのパフォーマンスを評価し、成果を上げるためのフィードバックを提供することです。これにより、メンバーが成長し、チーム全体の能力が向上します。
文化の醸成: 組織の文化を形成し、維持する役割もあります。働きやすい環境を作り、チームが一体となって目標に向かって進むための文化を作り上げます。
こんなことを学級内ですると考えると、新しい教師像がちょっと見えてくるのではないでしょうか。