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Guess Who 万能説

英語の授業の進め方として、
(1)導入
(2)文法説明
(3)本文理解
(4)音読
(5)ターゲットセンテンスを用いたコミュニケーション活動

という流れが一般的かと思います。(異論はあります)

この(5)で習得目標とする文法事項を「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能をすべて使う活動として、私はよく「Guess Who?」を行います。

例えばbe going to が習得させたい文法だとして、活動例を挙げます。

(1)be going to の簡単な文法を説明した後、be going to を使って、自己表現をする。またできるだけそのあとに+1センテンスさせる。

ex. I am going to practice table tennis after school today. I want to be a player like Harimoto.

(2)その自分が作った文を見ないで言えるようにする。

(3)インタビュー活動をする。その際に、必ず質問するようにする。

ex:    A: What are you going to do after school today?
        B: I am going to practice table tennis after school today. I want to be a                player like Harimoto.
        A: Who is Harimoto?
        B: He is a famous table tennis player. He is on the team "Ryukyu                            Asteeda".
        A: Why do you like him?
        B: Well, I like his play style.

(4)相手が言ったことをメモにまとめる。全文書き取ることはしない。キーワードのみ。(3)の例ならば、table tennis, Harimoto, Ryukyu Asteeda, play styleなど

(5)そのキーワードをもとに、作文を書く。目標は5文以上。インタビュー相手にもう一度質問をしに行ってよいことにする。

ex: Ken is going to practice table tennis after school today. He wants to be a table tennis player like Harimoto. He is a famous table tennis player. He is on the team, "Ryukyu Asteeda". I think Ken will be a good table tennis player like Harimoto someday.

(6)生徒が書いた作文を集めて、名前を伏せて作文を読み上げる。生徒は、それが誰だか当てる。

(7)後でよい作文をプリントにして、誰だか当てるクイズにする。

この(6)の活動をGuess Whoゲームと呼んでいて、生徒がとても好きな活動のうちの一つです。こんな一面がこの人にはあったんだ!という発見があり、生徒同士の理解につながります。

上記の例では他己紹介ですが、もちろん自分自身のことについて作文させ、I am going to play table tennis….という書き出しでも構いません。

この活動のいいところは、前述したように「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能をふんだんに使うことができるところです。またどんな文法にも対応できます。私は今日行う活動をすべて黒板に書きだすので、Guess Whoと黒板に書いておくと、生徒も「ああ、あれやるんだな」と気付き、どうやってねらいとする文法を使って自己表現しようかなと考えておくことができます。

すごくやりやすい活動なので、教育実習生が来たときは、おすすめの活動として、このGuess Who?を紹介することが多いです。

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