コント#14「同窓会」
とある日の事だった。とあるホテルでは20年振りに高校時代の仲間たちと会える同窓会を行っていた。久しぶりに会う面々のため、少し賑やかの雰囲気だった。
その中で、一人寂しく飲んでいる男性がいる。そこに女性が近づいて
女性「片岡君。どうしたの?」
男性「飲む気になれないよ。俺だって友達少なったからさ。一緒に飲む相手なんて、見ての通り閑散としてる」
女性「私と飲む?」
男性は少し笑顔になり
男性「う、うん」
緊張気味になる。それもそうだ。この女性は高校のマドンナ的存在で、人気も凄まじかったからだ。
今目の前で一緒に飲めることに、少し嬉しいが周りの目が怖かった。
男性「本当に俺でいいのか?」
女性「いいのよ。だって、片岡君と一度飲みたかったから」
なんだこのドキドキ感。まさか俺に恋心でもあるのか。少し期待をしながら
男性「そうなんだ。嬉しいな」
すると酔った担任の男性教師が迫ってきた。
教師「よう。片岡金貸せよ」
御年50歳なのに元気なものだ。でも雰囲気は最悪だ。そのため
男性「先生。あっち行ってください」
教師「うるせぇな。言ってやろうか、お前は俺の妻を寝取ったて」
完全なるデマだ。こいつ俺の人生壊す気か。すると完全に女性が引きながらこっちを見ている。男性は戸惑いながら女性に
男性「違うんだよ」
しかし女性の目は変わらない。少し男性はキレ気味になりながら
男性「先生なんてこと言うんだよ。俺先生の奥さんなんて寝取ってねぇよ」
教師「うるせぇ。もっと言ってやろうか。俺に100万借りてるだろ。早く返せ!!」
これも完全なるデマだし、さっき金貸してって言って来てたじゃないか。気づくと女性はもう他の男性のところに来ていた。男性がキレ気味に教師を見る。すると担任の教師が真顔になって
教師「はぁやっと行ってくれた」
男性「え?」
教師「あれ俺の娘なんだよ。よしあいつにはなんて言って行こう」
驚愕の事実に固まってしまった。そのまま教師が向こうに行ってしまった。男性は大きな声で
男性「娘連れてくるなよーー」
~終~