コント#4「転校生③」
とある日の事だった。とある高校ではいつも通りの賑わいを見せていた。騒いでいる子もいれば、少し勉強気質の子もいれば、様々な生徒がいた。すると男性教師が教室に入ってきた。
教師「はい。席付け」
すると騒いでいた生徒たちが、一気に席に着く。教師は笑顔で
教師「みんな。今日は良い日だぞ。実は転校生が来ているんだ」
すると教室が一気にざわついた。もしかしたら男子かも女子かもと話始めた。少し教師がなだめて
教師「さぁ入ってこい」
すると教室に入ってきたのは、金髪でめちゃくちゃカッコつけている男子だった。ネックレスやピアスも校則違反祭りの格好だった。
教師は少し怒りながら
教師「おい。何だその恰好は」
するとチャラついた感じで
男子「えっと、いつもの事なので」
生徒を見ていると少し俯いている生徒もいた。そのため何とかしようと思い教師は
教師「おい。なんか自己紹介でもしろ」
すると男子が教壇の前に立ち、少しチャラつきながら
男子「えぇ、黒崎です。好きな食べ物はいちごです。アンパンマン今でも見てます。ドキンちゃん推しです」
教師「はい?」
男子「えぇ、ママがいないと寂しいです」
いきなりの爆弾発言に少し生徒や教師は引き気味に見ている。教師はもうどうしていいか分からずに
教師「えっと、じゃあ一番後ろの開いている席に座れ」
男子はすぐに席に向かう。教師は少し落ち込みながら、窓の外を見上げて
男子「はぁ。この学校辞めようかな。明日実家帰ろう」
~終~