(企画)「柿崎零華のサザン思い出アルバム」第11回「勝手にシンドバッド編」
こんにちは!!柿崎零華です!!いかがだったでしょうか
今日は再び企画「柿崎零華のサザン思い出アルバム」を実施したいと思います!!
このコーナーは、大のサザンオタクである私、柿崎零華がとにかくサザン・桑田佳祐さんなどの思い出を語ったり、解説をしていくという、雑談コーナーです。
今回は1978年6月25日に発売したサザンオールスターズデビューシングル「勝手にシンドバッド」についてご紹介したいと思います。
この曲はサザンオールスターズの代表的な曲で、歌詞にある「今何時?そうねだいたいね」やイントロの「ラララ」という部分は、当時の人々に衝撃を与えたのではないでしょうか。
自分も結構小さいころに親父にこの曲を聞かせてもらいましたね。自分が不意に「今何時だっけ?」って言ったら、すぐにこの曲をかけるという、不思議な時間がありました(笑)
それに偶然にも、自分の従兄弟と一緒に遊園地に行く道中に、この曲がかかったのですが、そしたら当時従兄弟はこの曲を知らずに「今何時?」と親父に聞くと、親父は笑いながらこの曲を大音量にするという何とも面白い時間がありましたね(笑)
ちなみにこの曲のタイトルは、当時人気急上昇の歌手・沢田研二さんの「勝手にしやがれ」とピンクレディーの「渚のシンドバッド」を合わせたものであり、当時人気番組だったザドリフターズの「8時だよ全員集合」にて、志村けんさんが言ったギャグを、当時ゲストで来ていた桑田佳祐さんが拝借したらしいです。
ここで豆知識・元々サザンオールスターズのデビュー曲は違う曲で行く予定で、後のファーストアルバムである「熱い胸さわぎ」の7曲目に収録されている「女呼んでブギ」という曲をデビュー曲の候補に、同じく「熱い胸さわぎ」の2曲目に収録されている「別れ話は最後に」と共に入っていたらしく、この2曲は当時サザンのメジャーデビューのきっかけとなった若手登竜門的ライブコンテスト「EastWaist’77」にサザンが出場した時に演奏された曲で、桑田さんは「ベストボーカル賞」を受賞したので、それが影響していると思います。
しかし、その最中に僅か1時間ほどで出来たというこの「勝手にシンドバッド」が桑田さんはじめメンバーが気に入ったため、会社の反対を押し切りこの曲をデビュー曲にすることになりました。
自分的にはこの判断は正しかったと思います。確かにこの時代デビュー曲に「別れ話は最後に」のようなバラード曲をするのは、少なからずありますし、売れる可能性はあります。その反面、当時コミックバンドとしてデビューしたかったサザンにとって「女呼んでブギ」のような、コミックらしい曲をデビュー曲にするのも、インパクトもあって良いと思います。
しかし、「勝手にシンドバッド」はイントロや歌詞がもう当時の音楽界では、異例の曲ですし、これは恐らく前述の2曲を「超える曲」と思ってもおかしくない、そんな曲ですね。
それもこの曲を支えるのはカップリング曲です。「当たって砕けろ」という曲はまさしく「勝手にシンドバッド」を支える奥さんのような曲ですね。
当時青春を駆け巡っていたサザンが思っている、恋心や失恋を詰め込んでラブソングみたいな感じですね。でもちゃんとバンド色でロック曲に相応しい、そんな曲ですね。
特に最初のベース部分が何とも言えずかっこいい!!
2019年の「ふざけるなツアー」の際でも「当たって砕けろ」が演奏されていて自分めちゃくちゃ興奮しましたね。それくらい好きな曲です(笑)
両方の2曲とも、トランペットやサックスが何とも言えず良い味を出していて、もうまさしくバンドというか、当時のコミックバンドとして目指してたサザンにとっては最高の調味料ですね。
最近この曲の2005年に発売されたデジタルリマスタリング盤のCDを買いましたが、これまた高音質でめちゃくちゃ興奮しながら聞けますよね。
皆さんも是非ストリーミング配信でもいいんで、是非聞いてみてくださいね
今日は以上、ここまでです。
ご覧いただきありがとうございます。
またお会いしましょう。柿崎零華でした!!