「ドリフ大爆笑」のマンネリ化とのバランス
1977年から1998年まで月一回で2時間放送されていた大人気コント番組をご存じでしょうか。
それは「ドリフ大爆笑」です!!
国民的コメディアングループであるザ・ドリフターズが、開始当時既に放送されていた「8時だよ全員集合!」とは全く違う、スタジオコントで勝負した番組。しかし、その他にもたくさんのレギュラー番組を抱えていたため、1ヵ月に1回というペースで放送した。
ゲストには当時旬な芸能人が多数参加し、歌のコーナーを設けるなど、「8時だよ全員集合」を意識して作られたコントやコーナーなどがある。
自分はこれを小学生の時に見た覚えがあって、全員集合と違って一発本番でもないし、でもドリフメンバーは一生懸命コントに挑んでるし、これこそコメディアンだなと思っていた記憶があります。
2003年のリーダーであるいかりや長介さんが亡くなられた後は、ドリフ大爆笑としての新作コントはやっていませんが、やっぱり4人のコントやカトチャンケンちゃんのコントがやっぱり、ずっと見たかったですよね。
さてここからタイトル通りの話になります。この番組の最大の特徴はマンネリ化のバランスを上手くしていたところです。
やはり中期・後期・末期になってくると、同じようなコントが増えてきていて、最終的には全員集合と同じネタを公開コントということで放送するほど、ネタは尽きていたのかもしれません。しかし、ドリフはそこのところが凄いほど上手く、同じネタでもオチを変えたり、セリフを変えてボケたり、ツッコミを入れたり、笑いの可能性は無限大と言わんばかりのクオリティーに度肝を抜かれました。
例を言いますと「もしものコーナー」に至っては、同じようなシチュエーションが何個かあり、志村けんさんもほとんどがオカマか老人の役ばかりのこともしばしありました。しかし、それでも志村さんの演技力により、「またこれか」「つまんない」などの言葉が出ないほどのです。
志村さんはよく取材陣から「ドリフ大爆笑やバカ殿様って、マンネリ化でほぼ終わりそうでしたよね」と聞かれたところ、「じゃあマンネリ化になるまでやってみろ」と答えたそうです。確かに最近のバラエティーはマンネリ化を恐れる前に、すぐに終わらせたり、番組の構成自体変えたりするので、この言葉が身に染みます。
それにゲストも豪華ですよね。キャンディーズ・沢田研二さん・伊東四朗さん・前川清さん・小泉今日子さん・松本伊代さんなど滅多にコント番組なんか出なさそうなアイドルや歌手などが参加して、様々なキャラクターに扮するところは、さすがザ・ドリフターズでしか出来ないことなんだなと思います。
やはり、自分が思うにはザ・ドリフターズには是非国民栄誉賞をお願い致します。ドリフは永遠に日本の宝ですから!!
ではこんなところで、柿崎零華でした。
KeepSmile!!