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スマイルマーク時代のめちゃイケ歴史(2011年~2018年)

先ほど、稲妻マーク時代のめちゃイケ(1996年~2011年)までの歴史を紹介しましたが、今回はサムネイルにもある通り、スマイルマーク時代のめちゃイケを紹介したいと思います。

2011年の「FNS27時間テレビ」以降、番組ロゴがスマイルマークになって以降、何度もスペシャルなどで昔のコーナーや新企画を放送していました、タモリさんや和田アキ子さんをゲストに起用した「近くへ行きたい」、そしてめちゃイケの一番の人気を誇るコーナーである「抜き打ち期末テスト」、メンバーなどのダメなところを暴露していく「ダメトーーク」など放送し、人気を保っていました。

しかし、2011年冬にあることが起きました。それは長年番組を支えて、そしてめちゃイケの代表スタッフキャラクターとして誇っていた中嶋優一プロデューサーが、異動のため番組を離れることになった事である。

その際には「やべっち寿司」で中嶋優一Pをメンバーで送るところは印象的で自分もリアルタイムで見ていたので覚えています。

そのため、3代目プロデューサーに就任した明松功さん(通称:カガリP)からめちゃイケは新たな新境地に挑むことになりました。

そこから「EXILE」や「AKB48」など、国民的人気を誇っていたアーティストとのコラボ企画が増えていきました。どの回も視聴率20%越えの当時のめちゃイケにしては、結構の高視聴率を記録してました。

しかし、今まで攻めに走っていためちゃイケが一気に、緩く抑え過ぎた企画が増えていきました。カガリPを主役に置いたグルメ企画「ガリタ食堂」、痛快ビッグダディのパロディコントである「痛快リトルダディ」など、めちゃイケらしいけど、昔のめちゃイケではない、そんなこともありました。そこから視聴率の下落は始まりました。

しかし「爆裂お父さん」「シンクロナイズドティスティング」などの過去の人気企画も度々やっていたので、人気はまだ保ってました。

2012年には「16周年スペシャル」で初心に戻るということで、過去の企画が構成され、ゲストもダチョウ俱楽部・石橋貴明さんと豪華でしたが、自分が見てて思ったことは、昔みたいな過激コーナーや攻めの企画はしないで、やはり守りに入ったコーナーなどを選んで、やってるなと思いました。

しかし、番組はいつの間にか「ガリタ食堂」が独占状態であり、昔のコーナーはスペシャルだけへと追いやられてしまいました。

そこから2014年まで続き、そこで始まったのは「しりとり侍」「数取団」「色とり忍者」の流れを組むゲームコーナー「めちゃギントン」がスタートしました。このコーナーはお題に沿って、擬音を言っていくというコーナーであり、当時フジテレビで人気を誇っていた「チャギントン」のパロディでもありました。このコーナーでは芸人だけの参加であり、過去3コーナーに出演していた武田真治さんや新メンバーで一般人枠の三中元克さんは不参加となり、罰ゲームも少し過激めで構成されてました。その成果もあり、再び子供から絶大の人気を誇るようになりました。

そして「フジテレビ開局55周年特別番組」にめちゃイケがベース番組に選ばれて、ゲストには明石家さんまさん・ビートたけしさん・タモリさんと「お笑いBIG3」が「めちゃギントン×さんま」「たかっしー×たけし」「近くへ行きたい×タモリ」にそれぞれ出演して話題になりました。視聴率も久々に20%を記録しました。それが悲しくもめちゃイケスペシャルで最後の20%越えの回となりました。

2015年頃から明松功Pがプロデューサー業から離れ、新たに飯村徹郎さんがプロデューサーに就任します。その頃から総監督であった片岡飛鳥さんも一時期めちゃイケから離れることになります。そこからめちゃイケは「攻めた総合バラエティー」から「今に合わせた総合バラエティー」として、単発企画や新企画をどんどん増やしていき、昔の面影もなくなるくらいの構成となっていきます。

実は自分が思うのに、めちゃイケの構図があったのではないかと思います。総監督である片岡飛鳥さんと前のプロデューサーではある中嶋優一さんは、どちらかというと攻めの立場、当時のプロデューサーだった明松功さんや後にプロデューサーになる飯村徹郎さんは、どちらかというと守りの立場だったのかもしれません。だから、片岡さんと中嶋さんがいなくなってからは、めちゃイケのクオリティーが下がったのも筋は通ります。

そして恐らく2016年から「めちゃイケ終了」を意識していたのでしょう。何度もヤフーニュースでは「打ち切り説」が報じられ、番組内容もまるで末期の「はねるのトびら」のような構成になり、自分もいつか近いうちに終わるなと覚悟を決めてました。

そして片岡飛鳥さんが再びめちゃイケに戻り、すぐに始まったのが、「極楽とんぼ山本圭壱めちゃイケ出演」です。丁度10年前に事件で姿を消して以来、ある意味極楽とんぼでは実家のような番組「めちゃイケ」での出演が決まったのです。片岡飛鳥さん曰く「めちゃイケの最後の宿題」と述べていました。恐らく山本さんの出演を「めちゃイケの最後の切り札」と考えていたんでしょう。それまで追い詰められてたのでしょう。

しかし、そこからもめちゃイケの視聴率は下落して、2017年に1年ぶりに山本圭壱さんが出演したスペシャルもわずか4%しか視聴率が取れずに、自分はそれを聞いて、もうめちゃイケの時代じゃなくなったんだと素直に思いました。

そして2017年秋、ついに来てはいけないことが来てしまいました。「来年春でめちゃイケが放送終了」です。これは公式で発表されたため、自分は覚悟はしていましたが、少し寂しい気持ちになりました。まさか本当に終わるなんて想像もしてなかったですから。

しかしめちゃイケはまるで更にパワーアップを感じさせるように、「シュウ活プロジェクト」として「やべっち寿司」「抜き打ち期末テスト」などの昔の人気シンプル企画から「爆走数取団」「爆裂お父さん」「シンクロナイズドティスティング」「めちゃ日本女子プロレス」などと言った過激コーナーの最終回を放送して、人気を取り戻していました。

しかし2018年に放送された「ナイナイ&中居日本一周FINAL」は視聴率が振るわず、自分は中居君が出てもこの結果かと少し落胆してしまうほどでした。

そして2018年3月31日に「めちゃイケ最終回」を迎えました。奇しくもこの日は2014年に長寿番組「笑っていいとも」の最終回が放送された日でした。この回では過激コーナー復活という、めちゃイケの初心を思わせるような「Mの三兄弟」「めちゃ日本女子プロレス」「しりとり侍」「クイズ濱口優」「シャンプー刑事」などの企画の最終回を放送しました。自分はそれをリアルタイムで見ていて、これこそめちゃイケだと改めて思いました。そんな構成で一分一秒ワクワクするそんな時間でした。

エンディングテーマもサザンオールスターズの「みんなのうた」を起用したことも凄く嬉しかったポイントです。恐らく矢部浩之さんがサザンの大ファンなので、起用したんだと思います。

自分的にはめちゃイケが終わったと言うことは、まさに青春が終わったのも同然です。次の「新しいカギ」には一生応援したいですが、自分的には「めちゃイケ」の復活を望んでいます。

もし自分が放送作家になったら、そんな番組をたくさん作りたいです!そう思ってます!!

柿崎零華でした。

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