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意欲なんか無くても仕事はできるけど
でもせっかくなら、意欲がある状態で仕事したい。
その方が楽しいから。
とは思いつつも、意欲の出し方がわからずに数ヶ月間もやもやしていて、やっと年末に少し意欲を取り戻せたので記録しておきます。
きっかけになったのは、社内研修でした。
*-*-*
私は社会人になってから、もうすぐ10年になります。
振り返ってみると、数年毎に仕事のやりがいや楽しみを見いだせなくなり、その度に環境を変えるという対処をしてきました。
初めて入社した会社では店舗に配属されるも、不満が溜まり本社事務に異動。その後に物足りなさを感じてアルバイトに変更し、フリーランスライターとして活動開始。やがて行き詰まり、現在の会社に転職。
自分が携わる仕事自体を変えることで、意欲の対象を一新するように選択してきたのです。
自分が変わらなければずっと同じことの繰り返しなのに、自分の外側に理由を探し続けました。
それは、自分の意欲をコントロールできなかったから。
意欲が出るポイント、つまりやる気スイッチがよく分からなかったのです。
最近は、仕事のチームメンバーの交代に伴い、仕事に対する意欲が薄れていました。
どうすれば以前のように、やる気に満ち溢れて積極的に取り組み、仕事を楽しい・やりがいがあると思えるのかわからない。
淡々と仕事を捌きながら日々が過ぎていきます。
問題意識と焦りは、意欲に繋がらないとだけわかりました。
『やる気が無くてもとりあえず手を着ければ、やる気は後から出てくる』とはよく言いますが、
そのやる気は仕事をきちんと捌くことに対する、達成感を求める種類のもので、私が欲しいやる気の種類ではありませんでした。
私が欲しいのは根本的な「なぜこの仕事をしたいのか?」「この仕事をやる意味は何か?」という種類の意欲に繋がるやる気。
でも見つけ方がわからない。
*-*-*
そんな中、
全社員を対象とした社内研修が開催されました。
コロナ渦で社員同士の関係が希薄化し、会社や未来に対して膨らんだ不安を取り除くのが目的です。
しかも一泊二日の泊まりがけ。
人と長時間一緒にいると気疲れする自分としては、仕事への意欲が低いことも相まって、あまり気乗りしないまま参加をしましたが…
結果、研修の内容が
意欲を取り戻し始める大きなきっかけになりました。
大きいポイントは2つ。
詳しい研修内容は割愛しますが、
ひとつめは
社員同士の信頼関係や、一緒に取り組む楽しさを再認識できたこと。
「この人達と何かを成し遂げたい」と改めて思えました。
ふたつめは
会社でどんなことをしたいかを共有したことで、未来に対するわくわくする気持ちができたこと。
現在は未来と地続きなので、目指したい未来を認識すると現在は糧やヒントがゴロゴロしていることを知ります。
自分でもびっくりしたのは、今の仕事に関する夢が一個でたこと。
私、ちゃんと自分の今の仕事に誇り持ってるじゃん。
こうしたいって夢描いてるんだなと気付きました。
私の場合は
自分やメンバーが、何を目指していて(やりたいと思っていて)、今の仕事がどう繋がっているのか道筋を認識できた時に、じゃあそのために今この仕事をどう頑張ろうかと意欲が出始めました。
*-*-*
研修後、ちょっとずつ意欲を膨らませて
新しい気持ちで仕事に向き合うようになっています。
いずれまた意欲が弱まるタイミングはくる。
でもその対処法を1つ知ったから、外に変化を求めずに自分の内側に問いかけてコントロールできるかもしれない。
そしてこれからどんな会社になるのか
関わりたいし、作り出したいし、支えたい。
当事者として参加したいと思ったのが、私がこれからもこの会社で頑張りたいと感じる大きな原動力になりました。
楽しみな気持ちを胸に、新年も進んでいこうと思います。