イチョウ × Suno
体調復活して用事済ませながら近所の神社に挨拶して、川沿いを散歩した。仕事の山を乗り越えてホッとしたのもあるけど、歩くと歌詞が勝手に湧いてくるのは楽しい。
小説書いて3Dモデリングして、これに歌が加わったらもっと面白いことになるんじゃないだろうか。
なんて思っていたら、メールに新たな仕事の依頼がやって来た。師走が迫っているからなあ。
<歌詞>
『イチョウ』
甲州街道をパトカーで走る。
事情聴取が終わった私は、シートに背中を沈めた。
今日は木枯らし1号が吹いた。
カラリとした肌に刺す風の塊が車のボディに容赦なく吹き付けていた。
突然フロントガラスが真っ黄色になった。
イチョウの葉だ。
強風にあおられた何十枚もの黄色い葉っぱが
ベタベタベタベタと視界を奪い、辺り一面が黄色い大地に変わった。
黄色い空、黄色い道。
1歩踏み出すたび、イチョウが私にまとわりつく。
ベタベタベタベタ
そのうち私はイチョウの葉でこしらえられた、出来損ないの人形になった。
ガサガサと大きな音を立てイチョウ人形は歩く。
黄色い山が見えてきた。
近づき山をかき分けるとそれは未来の自分、
倒れて葉っぱの山になった、自分の姿だった。
バサバサバサバサ
葉っぱをかき分けかき分けると、そこにはつるんとした姿の眠る私。
イチョウ人形はその姿を見つけるとおいおいと泣き出した。
黒目に黄色いイチョウの葉。
いつか世界が違って見えますように。
今回の曲をAIは男性の歌だと思ったようで、いつもと雰囲気がだいぶ変わりました。まだまだ描き出したいシーンがあるので、どんな曲が作られていくのか楽しみです。