モテない私は統計学で"勝負"に出た
恋愛に統計学を使うことになった訳
大学3年生まで私は彼女ができたことがありませんでした。その頃まで何もやっていなかった訳ではありませんでしたが、本当に何をやっても全く上手くいきませんでした。マッチングアプリをしても、街コンに行っても、バイトを始めて、出会いの場を増やしても、手応えすら得られません。
マッチングアプリを使ったときはマッチングはするものの、そこからどうやってメッセージのやり取りを弾ませれば良いのかもわからなかったですし、デートの誘い方・タイミングもわかりませんでした。
街コンに行っても、どんな風に話を弾ませればいいのか?また話を弾ませれば、好意を持ってくれるのか?好意を持ってもらうためには何をすればいいのか?全く分かっていませんでした。
いわばコンパスを持たずに1人船旅に出掛けているのと同じです。どこにどう力を入れれば、効果あるかというのが分からないと、せっかく頑張ったことも結果に結びつきません。また結果に結び付いているという感覚がないからこそ中途半端で挫折してしまっていました。
だからこそ、確固たる指針が必要でした。どんな会話が効果的か?どんな行動が異性に好意を持たられるか?告白を成功させるには?あらゆる疑問に対して、効果が確保された手法が必要でした。
そこで統計学の出番です。
私は統計学を用いて、私なりの恋愛のアプローチ確立していくことを決意しました。
ここから本題ですが、私がどのような情報を駆使して、モテないという問題にチャレンジしていったか?について、実際の統計的なデータ(ソースも出しながら)も交えながらお話しします。
1.論文紹介 ~告白の成功率をあげるには?~
付き合うということをゴールにするならば、「告白するタイミング」と「告白の成功要因」を知っておけば、それまでに何をいつするかという大きな指針を決めやすくなります。
本項目では、
恋愛における告白の成否の規定因に関する研究(2004)
という学術論文について触れながら、その告白の成功を決める要因は何かということについてお話します。
1-1. 研究の概要
研究対象者 高校生158名(男性70名・女性88名) 大学生207名(男性133名・女性74名)
以上の対象者をもとに各調査テーマに基づき、告白に関するアンケート等を実施・分析した研究ということでした。
1-2. 告白までの期間
いつ告白するのがもっとも良いのか?ということですが、この研究では告白までの期間を「~3か月」「4~6か月」「7~12か月」「13か月」に分けて調べていました。
xやカッコ内のこと細かい数字が並んでいますが、ひとまず気にしなくて問題ないです。期間ごとの成否の人数を表しています。~3か月であれば成功した人が40人、失敗した人が13人という感じです。
(ⅹどうこうと書いてあるのは、カイ二乗検定と言って、今回の場合ですと「告白までの期間」の増減に伴ってと「告白の成否」に変化があるか?ということを調べています。今回の場合、結果としては「告白までの期間」と「告白の成否」に関係があって、「告白までの期間」に伴って「告白の成否」が増えたり減ったりするということを表しています。詳細までは私も理解できておりません。)
特筆すべきは「~3か月」の期間に最も成功者が多く、成功者に対する失敗者の比率も明らかに少ないという点です。告白までの期間は長ければ、長いほど告白の成功率が高まると思っていた私には、目から鱗でした。
このデータが何を意味するのかということについては、明確に「こうだ」ということはできません。単に期間が短ければ成功率が高まるのかもしれませんし、短い期間に親密になるからこそ、「相性がいい」と相手に思ってもらえるのかもしれません。
しかし、この論文においては「~3か月」で最も告白の成功率が高かったという事実は揺るぎません。だからこの事実を起点にものごとの組み立てができるのです。恋愛ということに対して何をどうしていいやらさっぱりわからなかった私が、ゆるぎない事実を自信の糧として、恋愛に立ち向かうことができます。確固たる事実を指針の中心に据えると、自分のやっていることに疑念が生まれにくいです。これが統計的な情報の良いところで、継続力や推進力を生んでくれます。
そうして、告白までの期間「~3か月」というのを目途に、連絡先の交換やデートなどいつ何をするか?というのを緻密に計画していきました。
さて、本日はここまで。次回はこの論文の続き。。。「告白までに行っておくべきこと」についてお話します。
長文読んでいただきありがとうございました。今日も素敵な一日をお過ごしください!
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