【第二回目】廃棄物処理ってどんな仕事?
みなさんこんにちはー。
産廃太郎です!
今回は廃棄物処理ってどんなお仕事なのかに迫っていきます!初心者の方にもわかりやすくする為、3ステップまとめ説明していきますので是非!最後までお付き合い宜しくお願い致します。
1.ゴミを集める
第一回目でお伝えしたようにゴミには大まかに分けて2種類あります。一般廃棄物と産業廃棄物です。このファーストステージである、ゴミを集めることについてどちらも基本的には同じで普段皆さんが街で見かけるゴミ収集車は各地域・地区のゴミステーションを回りゴミを回収しています。また産業廃棄物ではコンテナ車と言われるトラックで各企業へ行きゴミを回収しています。
基本的にトラックになるので普通免許で乗れない為、トラックの運転免許が必要になります。またルート回収で件数(ゴミステーションの数)が多いため、複数名1班で回収することが多いですね!朝は早く終業も14時や15時で終わることが多いです!著者も昔はこのトラックに乗り繁華街を疾走してました。
2.集めたゴミを処理する
セカンドステージではゴミ収集車で集められたゴミはクリーンセンターや分別工場で降ろされ、人の手や専用の機械で各種類に分けられます。
分ける種類についてはリサイクルする物によって異なりますが、身近な物で言えば鉄やダンボールなんかは再資源になります。
昔はこの手の仕事を3Kと言って「きつい」
、「汚い」、「危険」とされており不人気な職業でしたね。今は働き方改革や労働安全衛生法の改正、優良企業の進出等、企業努力のおかげで女性も活躍できる業界へと変化しました!!!著者はそれをひしひしと感じております!このままデジタル革新が進めば機械のオートメーション化やVR技術により人型ロボットを遠隔で操作してゴミを分けることが可能になるかもしれません。笑
また、分けられたゴミはその形状、大きさが異なる為、破砕機と言う物を細かくする機械で一定の大きさに砕きます。その他には圧縮して梱包する方法や皆さんが1番連想する燃やす、すなわち焼却します。クリーンセンターの煙突がまさしくそれです。
この分ける、砕く、燃やすと言った活動を専門用語で中間処理と言います。
3.再資源化・埋める
いよいよ最終ステージです。再資源できる鉄やダンボール等、特定のゴミは前項である中間処理で適切に分けられた後、再資源メーカーへと送られ再生原料後、製造メーカー等で再生品として世の中を循環への旅へ羽ばたきます!皆さんもスチール缶やアルミ缶の側面をご覧ください!三角形のリサイクルマークの中に1が記載されていれば再生回数1回目と言うことを表しています。
そして最後が焼却後の灰や、燃えないごみを極限まで細かく砕いた物を埋める最終処分です。
これは埋立処分と言い、しっかり管理された場所でゴミを埋立る行為となります。
埋立後は浸透する水の管理や土地の管理が厳しく義務付けされており、埋立完了後には地域に開放するカタチでグランドやお花畑等、跡地利用が盛んになっています!
まとめ
これが廃棄物処理の大まかなお仕事になります!またゴミであるがゆえに事業は許認可制度となっており国、都道府県、自治体、政令指定都市で細かく条例があり、しっかりとした管理下の元日々、企業の方々は業務に励んでおられます!著者も若い時からゴミ収集車、中間処理、最終処分、再資源化工場で勤務してきました!
廃棄物の仕事は世の中にとってとても重要な仕事です。ゴミの回収、処理なくして一般家庭や企業活動、病院、学校などは成り立ちません。
またゴミを回収、処理するだけではなく回収したゴミの重量や種類などを集計し、行政や企業に報告したりします。
ゴミだから雑に扱うのではなく、ゴミだから慎重に扱う必要があります。
管元総理がカーボンニュートラルを掲げてからこの業界も再注目されています。
まだまだ進化する業界だと著者は感じており今後も情報発信含め従事していきます!
老若男女、全世代がこの業界に興味を持って頂けることを目標としています!
次回は【ゴミ回収の実務】の深掘り記事です☆
乞うご期待!!!
ありがとうございました。
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