大人になれるかなぁ?
僕の名前は山下○○ 高校3年生
僕にはとても可愛い彼女がいるんです。
彼女の名前は遠藤理子 高校3年生
理子は幼い顔立ちと身体の小ささから
よく妹に間違えられるのですが
相当イヤみたいで泣きます。
○:あれ、今日はまだ来てないのかな?
理:○く~ん おはよ~ ごめん待ったよね?
○:おはよう理子、僕も今来たところだよ。
理:○くんは優しいね~ ギュッ
(○○の腕に抱き付く理子)
○:優しくするのは理子だけだよ。
理:……/// も~朝から○くんはズルいよ
○:何でズルいってなるの?
理:朝からりーのこと照れさせるんだもん!
○:理子が可愛いのが悪いでしょ?
理:……/// ねぇ~
○:遅刻しちゃうからそろそろ行こうか?
理:うん はいっ! (○○に手を差し出す理子)
○:お手をどうぞお姫様。
理:……/// りーってお姫様なの?
○:僕には大切なお姫様だよ。
?:理子~、○○、おは~!
理:純葉おはよ~
○:おはよう。
純:理子ちゃんは今日も
お兄ちゃんに甘えてるの~(笑)
理:りーは妹じゃないもん!
○く~ん、純葉がいじめるよ~グスッ…グスッ…
○:理子、おいで~
(トコトコ歩いて来る理子)
○:理子は妹じゃなくて僕の彼女だもんなぁ。
よしよし(理子の頭を撫でる○○)
理:りー、決めた…今日から大人になる!
○:たとえば、どうするの?
理:メイクしたり、大人ファッション
にすれば大人になれるかなぁ?って
○:僕は今のままの理子が好きだけどなぁ
理:○くんはいつもりーのこと
好きって言ってくれるけどさぁ
○うん……
理:周りからはいつもりーは
○くんの妹に見られちゃうから………
○:無理して変わらなくて良いんだよ?
理:それじゃダメなの!
○:どうして?
理:りーは少しでも○くんに相応しい
彼女になりたいんだもん………
○:その気持ちは嬉しいけどね
無理して理子が辛い思いするのは嫌だから
理:無理はしてないよ………
ただ○くんの彼女に見られないのが
悔しくて……グスッ…グスッ…
○:分かった、僕も協力するよ!
理:○くんの時間を削っちゃうからダメだよ。
○:僕の為に頑張ってくれるんだから
いくらでも協力するに決まってるじゃん!
理:○くん……ありがとぉ~
○:まずは純葉にメイクを教わろうか?
理:うん!
『教室に到着後』
○:純葉~ちょっと相談があるんだけど
純:○○ どうした~?
○:理子にメイクを教えて欲しいんだけど
純:急にそんなこと言ってどうしたの?
理:りーがいつも○くんの妹に間違えられる
からメイクすれば少しは大人に見えるから
○:ファッションは僕でも協力出来るけど
メイクは僕じゃ無理だからさぁ
理:りーも普段はメイクしないから………
純:そういう事なら純葉にまっかせなさい♪
○、理:ありがとう!
純:放課後にショッピングモール行くよ!
『放課後のショッピングモールにて』
純:じゃあ理子に似合うコスメ選ぼうか?
理:純葉~ありがとね♪
純:取り敢えず買ったのを組み合わせれば
大人メイクになるから次は服を買おう!
○:服は僕が理子に似合うのを
選ぶから任せてね
理:○くんは女の子の服分かるの?
○:瞳月が居るから自然と覚えるんだよね。
純:し~ちゃんが居るからそうなるかもね
○:毎回、瞳月の買い物に
拉致られてるからねぇ
理:りーもお姉さんに会ってみたい!
○:家族に彼女を紹介するって
言ってあるから次の休みに家においで。
理:もう、緊張して来たよ。
○:緊張しなくて大丈夫だから
今日、買う服を着て来れば良いよ。
純:純葉も久しぶりにし~ちゃんに
会いたいなぁ~
○:瞳月が純葉と映画行きたいって
言ってたから誘われると思うよ?
純:マジ!めっちゃ楽しみなんだけど~
○:取り敢えず、理子はコレとコレとコレを
試着してみてくれる?
理:分かった!
試着室の前で待っててね♪
○:これも大人っぽいけど
理子にはこっちかな?
理:○くん着替えたから開けるね?
○:お~!良いじゃん
めっちゃ大人っぽいしキレイ…///
理:ホントに~…///
純葉も似合うと思う?
純:めっちゃ良い!
○○、アンタ凄いよ完璧な組み合わせ
○:瞳月に叩き込まれたからなぁ笑
理:○くん、手に持ってるのも
選んでくれたの?
○:何パターンか持ってると
組み合わせ次第で印象が変わるからね。
純:じゃあこれも着てみなよ?
理:うん!着替えるから待ってて
○:今回はプレゼントしないとなぁ
純:えっ!○○が買ってあげるの?
○:今日の服はちょっと高めだからねぇ
理:着替えました~♪
○、純:どうぞ~
○:……///
純:え~理子、めっちゃ大人っぽいよ!
理:えへへ…///
○くん、どうかなぁ?
○:す、凄い似合ってるよ…///
純:ねぇ、理子に相談なんだけどさ………
純葉も○○に服を選んで貰っても良い?
理:うん!良いよ~♪
純葉も協力してくれたからお礼にね。
○:純葉はどういう感じが欲しいの?
純:う~ん……カジュアル系かなぁ
○:了解!ちょっと待ってて
理:○くんが純葉をコーディネートするの
すっごい楽しみ~♪
純:理子はさ彼氏が他の人の
服を選んでて嫌じゃないの?
理:純葉はコスメを選んでくれたし
○くんを奪う事はしないから大丈夫!
純:ありがとう、信用されてて嬉しいよ~
○:お待たせ~とりあえず
純葉はこの組み合わせで着てみて?
純:は~い♪
理:○くんはセンス良いんだね。
○:でも自分の服は自信ないけどね笑
理:そうかなぁ?いつもデートの時に
オシャレだなぁって思ってるよ。
○:そっか…/// 理子にオシャレって
思って貰えてるなら良かったよ
純:着替えました~♪
○、理:どうぞ~
純:じゃ~ん!どうかなぁ?
○:めっちゃ良いじゃん!
理:純葉カッコいいよ~♪
純:そ、そう…///
ありがとう!
○:じゃあ着替えたら会計して帰ろうか?
理、純:は~い!
○:よし!2人とも服を預かるよ。
純:理子のだけ持ってあげなよ
純葉は大丈夫だから
○:今日は良いじゃん
ほら貸して貸して!
理:(○くんどうしたんだろう?)
○:会計お願いします。
こっちとこっちでプレゼントように
ラッピングお願いして良いですか?
店:かしこまりました
お時間少々かかりますが宜しいですか?
○:はい!
純:純葉の分は自分で払うよ。
○:今日は理子為に付き合ってくれたから
お礼だと思って受け取ってくれない?
理:じゃあ……りーも半分払う!
○:理子はコスメで結構使ったでしょ?
純:結構な量のコスメ買ったもんねぇ
理:………うん
○:今日ぐらい僕にもカッコつけさせてよ。
理:○くんはいつだってカッコいいよ…///
店:お待たせ致しました
○:ありがとうございます!
こっちが理子で…こっちが純葉のね
理:○くんありがとう
純:○○ごめんね純葉の分まで
○:今日は理子の大人計画に付き合ってくれた
お礼だから気にしないでよ。
理:これでりーも大人になれるかなぁ?
end
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