真実に向かおうとする意志
こんにちは、KaKiです。
2024年も残すところあと2ヶ月。短かったような長かったような。
創作に関して、今年は昨年度と比べるとかなり精力的に活動出来たなと思う一方で、リアルイベントへの参加は2月の1件のみと、来年はこの引きこもり体質を見直す必要があるかなと思ったり。
今年はとにかく継続的にリリースを続けることを目標にがむしゃらにやってきた。
とにかく作品を作って、かたっぱしからDemoを送った。
その結果、Tuned:FlowやAerodynamicaといった比較的シーンの中で大きなレーベルともサインすることが出来た。
一方で、リリースしたはいいがあまり身にならないこともしばしば。
Demoを送る基準として、自分のトラックがレーベルカラーとマッチしているか(逸脱していないか)は大前提として、送り先を探す時には"Hype"つきのレーベルから優先的に探していった。
毎月のBest HypeチャートやトップページのHype Picksに載るようなレーベルだ。
でも、ただの一回も自分の作品がそれらに載ることはなかった。
いくらシーンの中で力のあるレーベルとサインしたところで、自分のプロダクションレベルがそれに伴っていなければ意味が無いことに気がついた。
自分の強みとして、筆の速さはあると思う。
ただ、一作一作を丁寧に作れているか?と自問したとき、答えに詰まってしまう。
いまや世界中に沢山のトランスプロデューサーがいる中で、わざわざ使いたい!と思って貰えるような曲を作ることは非常に難しい。
いくらリリースを重ねても一皮剥けないのは、魅力的な作品を作る能力に乏しいからだろう。
「結果」だけを求めていると人は近道をしたがる、まさにその通りだ。
本来の自分の創作の原動力はなんだったのか。
トランスというフォーマットの中で、自分が表現したいものを形にする。
ただその行為に喜びを感じる。そんなささやかな活動で良いのだ。
DTMが楽しいのは今も昔も変わらない。
作った作品をどう世に出すか、そこに拘りすぎることはない。
もっと気楽にやろうと思います。