【Netflix】「レイシー・ピーターソン殺人事件」妻子を殺す夫の心理 必見のドキュメンタリー
【概要】
アメリカン・マーダー: レイシー・ピーターソン殺人事件
2024 | 年齢制限:13+ | 1シーズン | ドキュメンタリー
妊娠8ヵ月のレイシー・ピーターソンの失踪事件は、必死の捜索活動も空しく、悲しい結末を迎えてしまう。2002年に起きた実際の殺人事件に深く切り込むドキュメンタリーシリーズ。
(Netflix公式サイトより)
予告編
【評価】
8月14日に公開されたNetflixオリジナルドキュメンタリー。50分×3回。
2002年にカリフォルニア州で起こったこの事件は、「妻殺し」の代表例として非常に有名だ。
映画「ゴーンガール」のモデルになったことでも知られるが、「ゴーンガール」はご承知のとおり、実際の事件の顛末をひねっている。
でも、このドキュメンタリーを見れば、「ゴーンガール」のベン・アフレックは、本件の犯人スコット・ピーターソンの挙動をそっくり真似ているのがわかる。
いつもながらネトフリの犯罪ドキュメンタリーは面白い。
この事件は、最近になって(量刑に関して)新たな展開があった。犯罪捜査や陪審制についてもいろいろ考えさせられる事件だ。
本国アメリカでも大評判になっている。
今年は2004年に本件の判決が出てから20周年にあたり、とくにニュース媒体が、このドキュメンタリーを機に一斉に事件を振り返っている。
20 years after Scott Peterson’s conviction, Laci Peterson’s murder is revisited in new documentaries(NBC News)
新展開もふくめて、この事件に関しては、決定版と言えるほど詳細で面白いドキュメンタリーに仕上がっている。
100点満点で85点。
まあ、女の人は、イケメンと結婚したら、結婚4年目くらいに殺されることを覚悟しなければならない。
なぜなら、イケメンはあなたに飽きているし、他に女ができている。
あなたは、彼にとって「なぜいるかわからない」邪魔者でしかない。
あなたに子供が出来たら、いよいよ殺される時期だ。
子供ごと殺されます。
というのは極端な話だが、実際にこういう事件が起こっている。
この事件は、ほぼ完全犯罪と言ってよく、一時は解決不能に見えた。死体が見つからなければそうなっただろう。
露見しなかった同様の事件は、非常に多いと思う。
ドキュメンタリーの中でも、専門家がこんなことを言う。
「妊婦がとくに襲われやすいということはない。でも、襲われて殺されるとしたら、その理由の第一は家庭内暴力だ」
はたから見たら、理想的なカップルで、子供が出来て幸せの絶頂だろう、という時期に、夫に殺意が芽生える。
この事件は教訓になった。
この事件を見て、実際に夫の「殺意」に気づき、暴力から逃れた女性の例も多いようだ。
だから、学校の保健体育の授業かなんかで、女の子だけ集めてこのドキュメンタリーを見せといたほうがいい。
<参考>
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