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原稿料の交渉で帯状疱疹になった話
帯状疱疹ワクチンが定期接種化される、というニュース。
帯状疱疹は、50代になると増える病気だ。
帯状疱疹ワクチン定期接種化へ 65歳対象 来年4月から
体に痛みや発疹が出る病気「帯状疱疹(ほうしん)」のワクチンを定期接種とする案が厚生労働省の部会で了承されました。高齢者が対象で、来年4月から実施する予定です。
帯状疱疹は頭や顔、体に痛みが出たり、赤い発疹などができる病気で、水ぼうそうにかかった後、ウイルスが体内に潜伏して免疫が低下した時に発症します。
50代になるとかかる人が増え、70代がピークとされています。
(テレビ朝日 2024/12/18)
帯状疱疹は、私には、サラリーマン人生の「晩年」に、ストレスで免疫力が落ちてかかる病気、というイメージがある。
今、きつい目にあっている人は、65歳前でもワクチンを打っといた方がいい。
私が見聞きした話では、中間管理職としてこき使われて、とか、出世の最終段階で神経をすり減らして、とか、新米重役が役員会でいじめられて、とか。
のほほんと、気楽に仕事人生を終えられる人は、あんまりかからないーー私の勝手な偏見だが。
私の場合は、マスコミの中間管理職時代、50代で帯状疱疹にかかった。
某大作家との原稿力交渉で、神経をすり減らしてーー。
もちろん、具体的に詳しくは書けないけど、あれはきつかったねえ。
作家の原稿料や、初版部数がどう決まるのか。会社やジャンルによってさまざまだろう。
私のところは、少なくとも若いうちは、そんなことに頭を悩まさなかった。それらは「上層部」が決めることだからだ。
私はサラリーマンの晩年に、その上層部の一人になってしまった。
そしてそれは、出版が苦しくなっている時期だった。
原稿料や部数を削減しなければならない、という局面だった。
新しく連載を始める大作家との原稿料の交渉は、長期にわたった。
そのストレスで、免疫力がドーンと下がっていたのだと思う。
ある日、目の周りに赤いアザのようなものができ、次第にヒリヒリとした痛みを感じるようになった。
目の病気かな。目を酷使する仕事だからな。と思って眼科に行ったら、帯状疱疹という病気だという。
放っておいたら、失明していた、と言われてビビった。
50代は、役職定年とか、退職とか、転籍とか、再就職とか、それでなくても苦労が多い。
高齢者ではなく、俗に働き盛りと言われる中高年サラリーマンこそワクチンを打つべきではないか。
もちろん、サラリーマン以外もかかります。
<参考>