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これで600円は神! サイゼリヤは年金老人最後のオアシス
12月20日、日高屋が、中華そば390円→420円など、約7割の品目を値上げ。
12月24日、はま寿司が、150円皿→160円など、半数近くの品目を値上げした。
価格の安い2店に頼って生きてきた年金老人の私は、追い込まれていた。
このあたりでいちばん安い定食を提供していた麻生区役所の「レストランあさお」も2024年8月に閉店した。
さりとて、昨今のコメや野菜の高騰で、自炊もやる気が出ず。
もう年だし、インドの行者のように何も食わないまま即身成仏しようかと思っていた。
と、サイゼリヤのニュースが目に飛び込んできた。
サイゼリヤ15年ぶり営業最高益 低価格維持で客足伸ばす
サイゼリヤが8日発表した2024年9〜11月期の連結決算は、営業利益が前年同期比13%増の39億円だった。同期間として15年ぶりに過去最高を更新した。物価高のなかで低価格を維持し客足を伸ばした。
(日経 2025/1/8)
そうだ、サイゼリヤがあった。
新百合ヶ丘の北口にもあったのだ。
いつも、同じシティモールビルの2階にあるはま寿司に行って、3階のサイゼリヤは忘れていた。
なんとなくいつも満員というイメージがあって、敬遠していたこともある。
朝10時からやっているというので、昨日、開店早々に行ってみた。
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メニューを見ると、平日限定ランチメニューの「サラダ・スープ付きのスパゲティセット500円」を、朝10時からやっている。
これはいい!
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それに、赤ワイングラス1杯100円も、まだやっていた。
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サラダ、スープ付きの「ほうれん草とパンチェッタのスパゲティ」、それに赤ワイングラスを付けて、税込600円は神といえよう。
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スパゲティにオリーブ油をたっぷりかけて食し、ワインで朝からほろ酔い気分。しかもサラダは、今や庶民には「高値」の花のキャベツのコールスローサラダだ。
感動で涙しながら食べた。こんな贅沢なブランチが600円で食えるとは。
見ると、開店早々の朝10時台でも、客がけっこう来ている。
サイゼリヤというと、若い女性客や学生が多い、という印象を現役時代はもっていた。
でも、それは午後の時間帯に行っていたからで、平日の午前中に来ると、半数は私のような老人だ。
中には超老人、90歳くらいと思われる老婆が、60歳くらいの若老婆に連れられて来ている。
老婆のサークルみたいな4、5人のグループも来ている。
私のような、単身男性老人も複数いた。
たぶんみんな、同じ境遇だろう。
サイゼリヤは、年金生活者の最後のオアシスになっている。
少しリッチな老人は、コナズ珈琲とかに行くだろう。
さらにリッチな上級老人は、盛装してホテルモリノの高級ランチを食べるかもしれない。
しかし、庶民にはもうサイゼリヤしかない。
これからは、サイゼリヤのランチだけで生きていこうと思う。
あ、2月12日に新百合ヶ丘南口オーパにオープンするコメダ珈琲のモーニングにも期待している。
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<参考>