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サプライズ

小さなサプライズをしました、こどもに2~3日したら何かいいモノが届くかもしれないよと伝えると。

「えっなに!?」
「なんで?」
「誰がもってくるの?」

などなど、色々な質問をスルーし、グレーな感じでちゃんと答えませんでした。

そう、じらしました。

案の定、長男はプレゼントがくるのを待ちわびました、町で会う人にプレゼントがくると公言するほどに。

君は純粋だ。

そして、本当は、宅配が届く時にいたらよかったのですが、徳光さんも愛する近隣の和菓子屋、浜岡屋さんのリニューアルオープンに散歩で向かったタイミングで届いてしまいました。

届いたな…。

玄関で受けとると、ぞっと床にそのまま置きました。

そう、仕掛けました。

帰宅するタイミングで、階段の上に隠れて観察していました。

「わー!なんかある!」

まぁ、なんと、こどもらしい素敵なリアクションなんでしょう。

君のその感じが見たかったのです。

足早に居間に向かう長男を追いかける、四苦八苦して段ボールを開けると、たくさんの絵本が!

長男も次男も嬉しそう、すぐに読んでコールがはじまりました。

今回、購入したのは、埼玉県熊谷市にある、ゆめみる本屋さんの老川さんが厳選した「おすすめ電車絵本セット」です。

電車の絵本5冊と、老川さん直筆のお手紙も入っていて、本の説明が書いてあり、絵本を読む前に、こどもと一緒に音読するとワクワク感が高まっている様子でした。

しかも、その中の一冊は、老川さん作の「ぼくはSLパレオエクスプレス」です、最高なやつ。

誕生日や記念日でもない日でしたが、だからこそ、意外性といいますか、えっ?なに?なんで?急に?みたいな不意打ち感といいますか。

逆に、どうしたのなんか悪いことしたの?みたいな感じになるか、ならないかは、日頃の行いといいますか。

引っ張ったのがよかったなー、その間ワクワクできるもんね、作戦成功かな。

というより、こどもよりも、僕が楽しかった。

僕が一番楽しみました。

ちゃんちゃん。

おわり。

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かきつぶ/柿沼博基
こんな地方のクズを支援してくださる…パパ…いやいや…あしながおじさん…いらっしゃるのかしら。