6月市議会(柿本にとって最後の)一般質問の報告
昨日は柿本の議員生活最後の一般質問を行いました(o^^o)
待ち時間が15分しかなかったので、聞きたい項目を多めに用意して、自分より先に誰かが話題にしたものは避けることに。
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まずはコロナ関係の給付金の支給状況について聞かせていただきました。
と、いうのも奈良市の飲食店の方からも「なかなか支給されなくて、固定費が払えない。困っている。」という相談をいくつかいただいており、大阪では1月支給分の協力金も払えていない現状があり心配だったからです。
ただ、相談いただいたかたからも昨日までに「振り込みされました」という報告があり、全体としても65%以上の支給が完了されている(5月11日申請〆切り分)ことが確認されました。
未支給の分は書類に不備があるもので、こちらも順次解決を図っているとのことで一応胸を撫で下ろしたところです。
市内の事業者にとって、支給が遅れることは致命的になる。
そのくらい困っているところがたくさんあること、を申し添え、今受付中の時短要請に対する協力金についてもできるだけ早くお届けしていただくことをお願いしておきました。
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次にワクチン接種についての現状確認。
そして5月初めのコールセンターの混乱について、失敗は仕方がないけど、次に生かすためにも失敗の整理は必要だということを確認し
①回線は十分確保したのに、人員が確保できなかったこと
②市民に正しい情報を伝えきれていなかったこと
③コールセンターのパンクに慌てた市長が、医療機関との調整なく、かかりつけ医への予約を誘導してしまい、余計に混乱をきたしたこと
への反省を促しました。
また、ワクチン接種に関わってくれている医療従事者でも、病院勤務でない派遣の方にはワクチン接種が許されていないという由々しき問題を取り上げました。
これについては6月中旬に県と協力して解決するとの約束をいただきました。
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また、別の話ですが、
小中学校が警報でお休みになったとき
現行では「昼までに警報が解除された場合、昼からタブレットを使った在宅授業を行う」学校が多いようです。
在宅授業をするのに警報の解除は関係ないんじゃないかと思いますので
「警報が出れば、解除されるされない関係なく、例えば2時間だけ在宅授業するなど新しい形をつくることで、児童の安全を確認し、また危険な外出を抑制することができる。タブレットという新しいツールが加わった今、教育委員会として新たに警報における指針を示す必要がある。」
ということ、質問でなく、意見としてだけでも伝えようと思っていたのですが、これは時間が足りなくなり断念しました。
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さて、最後に行政の数字の取り扱いに対して不誠実だと思ったことを書いておきます。
奈良市のワクチンの接種率を確認した質問で、後期高齢者の接種率として次の回答がありました。
「すでに摂取されている方、集団接種の予約済み枠数と、各医療機関からの個別の接種可能枠数を合わせた枠数では、後期高齢者の想定摂取者数の84%です」
パッと聞いて全然入ってこないですよねw
それでなんとなく、予約済みまでいれると後期高齢者の84%が接種済みということかなと思ってしまいます。
(すでに打った人+集団接種で予約済みの人+医療機関で予約済みの人/後期高齢者=84%というように聞こえる。)
ただ、気になる単語が多いんで確認していったんですが
まず分子は、すでに打った人+集団接種で予約済みの人+医療機関で打てる数(実際の予約は関係なく)ということみたいです。
これはワクチンが足りているのか?という問いに対してなら分かりますが、接種率の答えに対しては不適切ですよね。
これでいいなら、接種率は後期高齢者の数より多くのワクチンを用意しているので100%ですという答えが成り立ってしまいます。
また、分母についてはさらに問題が。
分母は後期高齢者の数ではなく、想定摂取者数らしく、それは勝手に決めた後期高齢者の90%という数字らしいです。
なぜこれを分母にしたのか。
数字の誤魔化しに他なりませんが、つまり上記のように分子を操作した上で、接種率は0.9×0.84=約76%だということです。
この76%という数字自体ををとやかくいう気はありませんが、情報を正確に伝えず変に誤魔化すのが流行りすぎていることに危惧を覚えます。
一見して見栄えの良い数字を示すことに、何の意味があるのか。
まあ、こんなどうでもいいことを暴くことにも時間を使わされてしまったのですから、
柿本は行政の狙い通り、まんまとしてやられたのかもしれませんが( ;´Д`)
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写真はパパご飯。
豚汁定食だ( ´ ▽ ` )ノ