一日一文 No.8
遅くなりました… お仕事が長引きました。今日のごはんは外食でイカとトマトのラグーパスタでした。イカが肝と一緒にトマトと煮込まれたソースで、麺もアルデンテでおいしかったです。オールフリーといただきました。
世界的な科学雑誌、Nature につわりの原因が解明されたとの論文が掲載された。これほどのこともわかっていなかったのか、と少し驚きながら検索してみたら、ウェブメディアにも多数掲載され、話題となっていた。
つわりは、妊娠初期に見られる変化の総称とされる。吐き気や食べ物の好みの変化が起こり、普段通りに過ごすことが難しくなる。よく知られている現象であり、特に妊娠を経験した人にとってはとても身近な症状だろう。
それにもかかわらず、これまで解明されてこなかった背景として、科学界のジェンダーバランスが挙げられている。女性の研究者は増えてはいるものの、人数や活躍の認められ方に男性と比較して歴史的な不均衡があった。
その結果、女性の体や心に関わる研究がおろそかになってきたとされている。一部の研究者は同じ病気や症状でも、男性と女性では特徴が異なることに気づいていたが、それがやっと認められるようになってきた。
そんな中で、つわりという非常にメジャーでよく知られた症状についての原因がやっと解明されたのであった。AIが世界を席巻した2023年に、この成果が出ているということの意味をどうしても考えてしまう。
ジェンダーバランスが崩れていることの何が問題なのだ、という問いも起こりがちである。女性の研究者がいることで、思いもしなかった段差が解消されていくことにつながるかもしれないと、書いておきたい。
元論文も紹介しておく。気になったら読んでみてほしい。
Nature によるニュース記事はこちら。
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