死臭漂うこの部屋で。
昨日姉が夜ご飯の時「冷蔵庫の中に卵大量にあるから明日オムライス作ってあげよっか?」みたいな事言われて僕はスーパーの惣菜惣菜の日々をやっと打開出来ると思って「やったー!!」って家から200m先の小さな家にも聞こえるぐらいの大きな声で叫んだ。そしてつい先程姉が仕事から帰って来た。僕は昨日の様に姉との会話も成立させないと、日々この家の存在を支えている母が居ないこの家の中で残りの2日間生き残る事は出来ないのに、ここ数日の怒涛の感情変化の事や、必死の思いで逃げたバッティングセンターがメンテナンスで打つ事が出来なかった事など(これはその日まで僕の地域はずっと雨が降っていて、やっとその日の何時から何時までの数時間だけ晴れていたので頑張って家から2.5km先にあるバッティングセンターに逆風の中行ったという背景もある)感情の具体的な吐き場所がこのnoteぐらいしか無く、いつもなら実体のない「スキ」というものを押してくれた皆んな感情を上手く自分なりにコーティングして日々の感情を昇華出来るのだが、今回はその昇華作業が脳のエネルギーを多分に使う為、現状脳のエネルギーが多分に不足している僕の場合どうも上手く行かず、負の感情だけが僕の体内に残ってるのみ。だから脳のエネルギーを多分に使わない実体のある昇華作業(今回でいうバッティングセンターで球を打つ言葉)をするしか今の僕を救う方法は無かった。なのにバッティングセンターは機械のメンテナンスの為、昇華作業を実行する事が出来ず、帰り食べたはま寿司も本来したかった昇華作業とは異なるので約1〜2時間程度の処置しか出来ず、僕は通常時の3倍程疲れていた。だから今日はゆっくり部屋の中で過ごして、姉が作ってくれたオムライス食べて、ゆっくり寝ようと思っていた。なのに姉が部屋でオムライスが出来上がるのを待っている僕に対してキッチンから長廊下→細廊下を挟んだ僕の部屋までやって来て(補足、僕の家はとある新興宗教の教会なのでめっちゃ広いです。ご了承下さい。)「なんか手伝おうみたいな姿勢は無いの?」と完全にキレてる声で僕に行って来た。僕は先程も言った通り姉が「卵大量にあるから、明日オムライス作ろう!!」と自ら発言してたし、僕の精神状態も良く無かったから「だって、昨日Nちゃん(仮名)が明日オムライス作ろう!!って言ってたから自分で1から全部作ると思ってたし、いきなりそんな事言われてもこんなに不器用な奴が何も手伝える事は無いし、ここ数日の事で感情が壊れてるから会話も儘ならないし、、」と言った瞬間「バンッ!!!!」と家から300m先にあるちょっと大きな家にも聞こえるぐらいの音で扉を閉めてキッチンに戻って行った。僕は「なんでこっちが怒られなあかんねん。」と思いながら無意識に右手小指を噛んだ。興奮の余り力加減が儘ならず右手小指の爪と指の皮膚の間から鮮血が溢れて来た。僕の指はいつもこうして壊れて行く。これは父からの遺伝。何も僕は悪く無い。そう言い聞かせた。そして自殺した親戚のKちゃん(女)の家にいる母に電話を掛けて状況説明をした。母は「取り敢えずゆっくり寝なさい。皆んな疲れてるだろうからあまりお互いを刺激しない様にね。」と言われ「いや、この件に関して完全にN(仮名)が悪いやろ。」と思いまだ何か話そうとしていた母の声を僕から切った。そしてそのまま冷たい布団の中に入る。害虫対策用にいつも僕を守ってくれる蚊帳も今日はただ邪魔なだけ。もっと暴れたい。けど、皆んな疲れてるだろうからそんな事は出来ない。今だけはXのDMに来る「セックスしたいです。」しか送らないゴミ共のメッセージも相手にしてやりたくなる。寂しいから。でもしない。そのまま目を閉じた。「今日もまた楽しみにしていたオムライスを食べるという昇華作業が出来なかった。実体アリの大チャンスイベントだったのに。」そんな感じだ。
姉も疲れてるだろうから、
上手く話し合いも出来ない。
多分人参は硬いんだろうな。
姉は料理上手じゃ無いから。
けど、僕ら残された家族の為に、
ジャンバー姿で作っているんだろうな。
今日はこのまま薄汚れたシーツともっと汚れた掛け布団に身を任せて、意識を飛ばそう。
ただ、それだけを考えていた。
もうほんまに無理かも。
皆んな助けて。