【氷下牡蠣この時期は何やってるの?】
氷も無くなり、この季節にサロマ湖を眺めると、とてもこの上を歩いていたなんて想像することはできません。上と下、同じ場所から採った写真です。
解氷後は船を下ろし牡蠣の水揚げが続きますが、この時期の牡蠣は、流氷養分プラスα、雪解けと共に流れ込む北海道の大地養分をたっぷり吸った美味し牡蠣が育つ季節でもありますが、ホタテが主要なサロマ湖では、気温の関係で3月末には出荷作業を終わらせてしまうので、いわば知る人ぞ知る超絶牡蠣の時期でもあります。
この牡蠣は「氷下牡蠣サポーター」の皆さまへご案内させて頂きました!
今期も超超限定マニア牡蠣や氷下牡蠣ツアーなどを企画しております。
4月に入ると出荷も終わり、牡蠣を水揚げして開いた場所に新たな牡蠣を仕込む作業が始まります。
氷下牡蠣となる湧別サロマ湖産牡蠣は、宮城からホタテ盤に牡蠣の幼生を付着させた「カルチ」を受け入れ、ロープに下げて本養殖を行うための「挟み込み」という作業を行います。
垂下式カルチ養殖は全国でもメジャーな方法ですが、サロマ湖の多くはホタテを半分に割り、成長した時に適度な密集度になるように調整してロープに挟み込む方法を採用してます。
本養殖の方法は生産者によって違い、ホタテ盤を割らずにスペーサーを使って綱れたり、セメントで風車状に仕込んだり、その方法は地域特性と慣習的なものによります。
サロマ湖産湧別牡蠣で垂下式カルチ養殖を採用しており、高品質で知られる1年目むき身牡蠣で出荷するため、基本的にむき身にするので殻の成形に労力を割かず、主流のホタテ業に手を掛ける時間を使います。
2年目の牡蠣は殻が大きく、焼いたり蒸したりすると旨味が増し、オホーツク特有の美味しい風味を感じることができます。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
グレートオイスター
もちろんグレートオイスターも一緒に創っております!
その手法は生産者さんと研究段階ですが、一段のカルチではなく、生まれた時から一個一個のシングルシードを、バスケットという揺りかごのような道具に入れて大切に育てる方法を採用してます。
やはり想いを伝えるには、生産者が手を掛けた物語が伝わる殻付きが一番!忙しい中でも手を掛けて試験的に創っております。
殻付きは何かと手を掛け、その都度観察して育てる場面が多く、そして創出される殻はきれいで工芸品のような形をしており、正に生産者の提供者も消費者も楽しむことができる牡蠣です。
それに何と言っても殻を綺麗に創ることで作用するのが身入りと風味。
格段に良くなり、近代かき業界における世界中の牡蠣愛好家にとってはマスト基準ではないでしょうか。
世界でここだけ!
流氷の養分と北海道の大地の養分で育ち、最高潮を迎える時期に氷を割って下から引き揚げる牡蠣はサロマ湖が世界に誇る地域産業特性。
もう一つは北海道原種がある事。※詳細は下記にて割愛。
この二つを世界に伝えたい。
これが牡蠣活動家の使命でもあり、一人ではできない部分でもある。。
色々理由はありますが、これが一筋縄にはいかないのもサロマ湖でもある。
未来に繋ぐものが目の前にあり、20年後の子供たちに繋げられるものが創れるなら。
この地域で熱く語らう事ができたら、それはとても意義深いものになると確信してます。ご興味ある「生産者」「牡蠣プレーヤー」「応援サポーター」
是非一緒に氷下牡蠣を応援しましょー!
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