しゅくだいやる気ペン|IoTデータから見た「ほめる」の効果
しゅくだいやる気ペンでは、家庭学習に取り組んだ時間がスマートフォンに転送され、日々の努力が見える化されます。ここに親が「花マル」を付与することで「ほめる」ことも見える化されます。今回、この「花マルの付与頻度」と「子どもの学習継続率」といったデータを元に、これらの関係性を分析しました。
その結果、昔から言われている学習習慣化における「ほめる」効果を、IoTデータの分析から定量的な相関関係として捉えることができました。
分析データ①花マルと家庭学習習慣化の関係
下図は、横軸に子どもの学習継続期間を、縦軸に花マルをつける習慣のある親(付与頻度75%以上)の割合をグラフ化したものです。1週間しか継続できなかったユーザーの場合、花マルをつける習慣のある親の割合は24%程度に対して、15週継続できたユーザーの場合、花マルをつける習慣のある親の割合が72%と高くなっています。花マルをつけることで子どものモチベーションがあがり、学習習慣化に繋がっていると考えられます。
分析データ②花マルをつけるタイミング
下図は、子どもが学習を終えてから花マルをもらうまでの時間の分布を示しています。学習を終えてから3分以内に花マルをつけているユーザーが31%、1時間以内が57%となっており、半数以上の親が子どもの近くで学習状況を見守っている様子がうかがえます。
一方で、学習を終えてから2時間以上経過して花マルを付けている集団も存在しています。共働きや家事などで忙しい親が多くなっている中、親の留守中に子どもが一人で学習に取り組んでいるものと思われます。親も仕事や家事が落ち着いた時間に、子どもの頑張りを確認して花マルを付けてあげているようです。
まとめ
親から毎日花マルをもらうことは、家庭学習習慣化へのひとつのモチベーションとして機能しているようです。また、親が花マルをつける時間帯やタイミングを分析することで、各家庭のコミュニケーションの様子もみえてきたことは、新たな発見✨でした。
最後に、アンケートで寄せられた花マルに関するユーザーと保護者の声をご紹介します。
ユーザーと保護者の声
今回しゅくだいやる気ペンは、学習習慣化における「ほめる」効果をIoTデータから定量的な相関関係として捉えることができました。今後も親子のコミュニケーションと学びへの意欲とのつながりを解明しながら、IoT文具のデータ活用を通じて家庭学習の可能性を探究🔥してまいります!