勝負は土俵の外で始まっているんだ!
最近「推しの子」にハマって最新話まで一気読みしてしまった
内容は転生、復讐劇、芸能界の裏事情、恋愛ドラマと盛りだくさんなのにどの観点でもクオリティが高く一話たりとも退屈な回がないのは驚異的な作品だと思う
内容がタイトルから全くわからないことがずっと不思議だったが、電車で若い女性達の会話が聞こえてきたのでハッとなった
「推し」というワードがティーンを含めた広い年代層、特に女性に広くパワーワードとして刺さるように意図した企画なのではないだろうか
アイドル、アニメキャラなどへ幅広く使われる上に特別な思い入れのあるキャラクターにしか使わないワードが作品に入っていることで嫌でも注意を引くのだとしたら巧妙なタイトルだ
転生にばかり目を奪われて、仮に「転生したら推しアイドルの隠し子だった~学園生活と芸能活動の合間に絶対復讐してやるぜ~」みたいなタイトルにしてたら目も当てられないことになってただろうな
かぐや様から今作と立て続けにスマッシュヒットを連発してる作者の広報戦略は抜け目ない、自分の作品の性質とターゲットのことを相当に研究していることに関心する
今日はNovelAIで文章や画像を元に画像生成で遊んでいた
学習元となったdanbooruはいわくつきの転載サイトらしくそこにはやや懸念があるが、精度としては現状最高レベルの作品が生成される
とりわけ昨今話題となっていた従来サービスとくらべると瞳や手、指の精度が頭一つ抜けている
2次元イラストに学習を絞ることである程度の統一性を実現しているんだろう
代わりに全身を生成するのはやや苦手らしい
たとえば脚が複数生えていたり膝から下がなかったりする、おそらく参考としているイラストに脚まで描かれていないことが多いのだろう
少し前にmimicが話題になってサービス内容を変更していたが、技術の特異点によって出現したこういった一連のサービスの流れを止めるのは無理だと思う、供給側が乱造し技術レベルは想像だにしない速度で進むのだろう
問題は法整備や使い手側のモラルでそれを制御していくことでしか解決できないのではないか
クリエイターが心血を注いだ絵がプログラムにたやすく再現される不安は計り知れないが、学習元になることで収益が入ったり、AI生成された画像の手直しを有償で行うようなシステムを構築するといった落とし所を探っていく強かさがないと生き残ることは厳しい時代になっていくかもしれない
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