幼馴染みはなぜか同じ大学に行かせたがる
先生: みんなも来年には高3ね。自分の決めた進路に向けて頑張って。
○○: どうすっかな~。
??: ○○~。
○○: 遥香、どうした?
遥香: 今日さ駅前にできた新しいカフェに行きたいんだけど一緒にどう?
○○: まぁ、いいけど。
遥香: そしたら行こ?
こいつは賀喜遥香。幼馴染みで小中高と同じ学校。
カフェ
遥香: ○○は決めた?
○○: 何を?
遥香: 進路!先生が帰りのホームルームで話してたでしょ?
○○: 進路なぁ。
遥香: 大学受験はするんでしょ?
○○: 親にも大学は行けって言われてるし一応するつもりだけど。遥香は?
遥香: 私も大学行くよ!目指せ△△大学!
○○: そんなに頭いいとこ目指してんのか。まぁ遥香は頭いいし行けるだろ。
遥香: そういう○○は?
○○: 俺はまだどこ行くかは決まってないな。
遥香: そしたら一緒に△△大学受験しようよ。
○○: 俺が受かるわけないだろ、そんな頭のいいとこ。
遥香: ○○だって頭悪いわけではないじゃん。それに行きたいところがないんだったら偏差値高いところ目指した方がよくない?
○○: そう言われればそうか。
遥香: 私も○○の勉強に付き合うし。
○○: 分かったよ。
遥香: やったー‼️
○○: まだ受かってねぇよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高3になった後も二人で勉強を進めていた。
先生: ○○、最近成績上がってきてるじゃないの。
○○: まぁ。
遥香: 私が教えてるので。
先生: 賀喜が教えてるなら納得ね。○○くんは頑張りなさいよ。賀喜さんは○○くんと同じところに行きたいらしいから。
遥香: ちょっと、先生!///
○○: どういうことだ?
遥香: いいから今日も勉強するよ…///
12月、二人は○○の家で勉強をしていた。
○○: もう残り1ヶ月だな。
遥香: 不安なの?
○○: まあな。
遥香: ○○なら大丈夫だよナデナデ
○○: そういえば、前に先生が言ってただろ。遥香が俺と同じ大学に通いたいって。あれどういうことだ?
遥香: こっちの話!///
○○: ふ~ん。
年が明け受験が間近に迫ってきた。
○○と遥香は神社に初詣と合格祈願をしに来ていた。
○○: (無事に受かりますように……)
遥香: (○○と同じ大学に合格できますように……)
お互い滑り止めに受かり後は第一志望の大学の合格発表を待つのみとなった。
合格発表当日、二人は○○の家で合格発表を見ることにした。
10:00
遥香: 見るよ……
○○: ああ……
遥香: ……
○○: ……だめだっt…
ギュッ
遥香: あったよ!二人とも!
○○: え…
遥香: あったの!私と○○の受験番号!
○○: ほんとか!
遥香: やった~😭
○○: 泣きすぎだって笑
遥香: ○○と同じ大学に行ける~😭
○○: なんでそこまでして一緒のとこに行きたいんだよ。
遥香: そんなの…///好きだからに決まってんじゃん‼️///
○○: え、え~⁉
遥香: ずっと気づかなかったし、この鈍感野郎!
○○: その…気づかなくてごめん。
遥香: ○○は…///
○○: ん?
遥香: ○○は私のことどう思ってるの…///
○○: 俺も遥香のこと好きだ…///
遥香: 遅いよ…/// ギュッ
数ヶ月後
遥香: ○○~入学式行くよ~
○○: は~い。
遥香: どう?スーツ似合ってるでしょ?
○○: 馬子にもいしょ…
遥香: ん?何か言った?
○○: 似合ってるよ…。
遥香: だよね~。○○もかっこいいよ。
○○: あ、ありがとう…///
遥香: やーい照れてやんの~
○○: 置いてくぞ。
遥香: 待ってよ~‼️
Fin.