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僕の姉はだらしない

僕の名前は与田○○、大学二年生。僕にはアイドルの姉がいるのだが……


友達: ○○~、この後飲み行かない?

○○: ごめん、この後バイト。

友達: あ~、個人でやってる焼肉店だっけ?新しく始めたとこ。

○○: そう。てことでバイト行くね。

友達: また明日な~。

○○: うん。


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
○○: お疲れ様です。

店長: お疲れ様。○○くん、今日からよろしくね。

○○: よろしくお願いします!

店長: 今日はそんなに予約入ってないから一緒に仕事覚えていこ。

○○: はい!

ガラガラ

店長: いらっしゃいませ。

○○: い、いらっしゃいませ!


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
店長: あと予約のお客様は1人だね。仕事は覚えられたかい?

○○: まぁ、何となくは…笑

店長: 次のお客様は○○くん1人でやってみようか。

○○: が、頑張ります!

ガラガラ

○○: いらっしゃいませ!

??: ……!

○○: お席にご案内します。


○○: ご注文お決まりになりましたらお呼びください。

??: ねぇ。

○○: はい、お伺いいたします。

??: ○○。

○○: …へっ?

祐希: 私、祐希!

○○: ゆ、祐希姉ちゃん!?

祐希: 仕事終わりに焼肉食べに来たら○○がいたからびっくりしたよ。ここで働いてるの?

○○: うん、新しく始めたの。

祐希: あ、注文しなきゃね。


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
祐希: ふ~、お腹いっぱい!
そうだ、○○!

○○: ん?

祐希: 私、今日○○の家に泊まる!

○○: ……は?

祐希: ○○が帰るまで待ってるから!

○○: 普通に嫌なんだけど…。

祐希: 泊まるの!

○○: (こうなったら姉ちゃん絶対に意見変えないんだよな……)

祐希: だめ…?

○○: わかったよ。

祐希: やったー!ありがとう、○○!ギュッ


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
○○: ただいま。

祐希: お邪魔しま~す!

○○: 風呂沸かしたから先に入りな。

祐希: 入るー!あ、○○~呼んじゃった!

○○: よんじゃった?何をよんだんだ?

ピンポーン

○○: こんな時間に誰だろ。ええっ!?

??: 与田ー!開けろー!

ガチャ

○○: はい。

??: すいません!間違えました!

○○: たぶんあってると思います。与田祐希に呼ばれたんですよね、梅澤美波さん。

??: えっと、あなたは……。

○○: 与田祐希の弟の○○といいます。姉は今風呂に入ってるので、とりあえず上がってください。

美波: お邪魔します…。
あ、私は梅澤美波です、といっても知ってるか。お姉さんと同じアイドルグループのキャプテンをやってます。

○○: 存じ上げてます。梅澤さんが来られたのは姉が呼んだからということでしょうか。

美波: そうですね笑

○○: 姉がご迷惑お掛けしました。

美波: ……。

○○: な、何かありましたか?

美波: 本当に弟?与田…祐希とまるで正反対

○○: まぁ、反面教師にしてきたところもあるので笑

美波: そっか笑

祐希: お姉ちゃんお風呂出たぞ~!

○○・美波: 姉ちゃん(与田)、正座!


祐希: ごめんなさい……。

美波: 与田に言われたとこに来たら男の子が出てきたから本当にびっくりしたんだから!

○○: なぜか梅澤美波さんがいてこっちもびっくりだよ!

祐希: だって梅ちゃんに○○を自慢したかったんだもん…。

○○: はぁ…。梅澤さんは何て言われてここに?

美波: 明日から全ツの東京公演で寝坊したくないから一緒に泊まろって言われて。

○○: なるほど…は?

ソロリソロリ

○○: 姉ちゃん…?

祐希: ビクッ

○○: まだ話してないことあるよね?

祐希: ○○と梅ちゃんと3人で泊まろうと思ってました……

○○: 姉ちゃん、僕の家出禁ね。

祐希: いやだーーー!ギュッ

○○: 梅澤さん、こんなやつですがこれからもどうぞよろしくおねがいします。

梅澤: もうどっちが年上かわからないよ笑

祐希: ○○、流石に出禁は…

○○: 姉ちゃん、大丈夫だよ。

祐希: ホッ

○○: 本気だから。

祐希: いやーー!


Fin.

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