忘れかけてた幼馴染みと久しぶりに会っちゃった
??: ○○、またね!ギュッ
○○: ??もまたね!ギュッ
○○: んん、またこの夢か……
最近同じような夢を見る。1人は自分でもう1人は…誰だっけ……
友: ○○おはよう!
○○: おはよう。
ガラガラ
先生: は~い、おはよう。今日もみんな来てるね。今日からこのクラスに転校生が来ることになりました。
友: 男?女?
先生: まぁ、見ればわかるよ。入ってきていいよ!
ガラガラ
え、めっちゃ可愛くね!?
顔小さ~い。
先生: 自己紹介して。
飛鳥: 齋藤飛鳥です…。よろしくお願いします…。
先生: 席は○○の隣が空いてるな。あそこに座ってくれ。
○○: 俺は○○。よろしくな。
飛鳥: う、うん。よろしく。
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齋藤さんが転校してきてから2週間が経った。最近の悩みは隣の席の齋藤さんがめっちゃ見てくる。
飛鳥: ジーーー
○○: またか……
飛鳥: ジーーー
○○: チラッ
飛鳥: プイッ
○○: (齋藤さんの方見ると目逸らされるんだよな)
○○: 齋藤さん。
飛鳥: な、何?
○○: 俺の顔に何か付いてるかな。
飛鳥: ふん、知らない。
○○: 知らないって……
数日後
友: ○○帰ろーぜ。
○○: おう。
グイッ
友: 今日この後どっか行くか…あれ?○○どこ行った?
○○: いきなり教室に引っ張り込んで、何なんですか齋藤さん。
飛鳥:まだ思い出さないのか…私はすぐに気づいたのに……ギュッ
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10年前
飛鳥: ○○、またね!ギュッ
○○: 飛鳥もまたね!ギュッ
○○の家
○父: ○○、突然だが引っ越すことになった。
○○: 引っ越し?
○父: ああ、違う場所で暮らすんだ。
○○: やだ!飛鳥とお別れになっちゃう!
○父: 悪いな、もう決まったことなんだ。
○○: 飛鳥……
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○○: 飛鳥か!
飛鳥: ようやく思い出したか、バカ○○。
○○: 10年前のことなんて完全に忘れてたよ。
飛鳥: なんで私に何も言わずに急にいなくなったんだ!ギュッ
○○: あの時は俺もいきなり言われて何がなんだか分からないうちに引っ越してたから
飛鳥: 寂しかったんだぞ…いきなりいなくなるし。
○○: 飛鳥ちゃんは甘えん坊でちゅね~。
飛鳥: 子供扱いするな!
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翌日、○○が飛鳥と一緒に登校すると男から質問責めにあった。
友: ○○いつの間に齋藤さんと仲良くなったんだよ!
男子: そうだそうだ!○○だけずるいぞ!
○○: 小さい頃よく遊んでたんだよ、けど俺が引っ越してそれ以来久しぶりにあったから忘れてた。
友: あんなに可愛い子忘れるとか○○どうかしてるぜ。
放課後
○○: そろそろ帰るか。
飛鳥: ジーーー
○○: はぁ、飛鳥。一緒に帰るか?
飛鳥: ま、○○がどうしてもと言うのなら一緒に帰ってあげなくもないぞ…///
○○: じゃあまた明日。
飛鳥: 何でだ!
○○: 何?一緒に帰りたいの?😏
飛鳥: う、うん……///
○○: 帰るぞ。
飛鳥: うん!///
飛鳥: チョン
飛鳥: チョンチョン
○○: (さっきから手がぶつかってるんだよな。)
○○: 手繋いで欲しいなら言えよな。ギュッ
飛鳥: うっさい///うるさいやつにはこうだ!ギュッ
○○: なんで腕にしがみつくんだよ。
飛鳥: いいからこのまま歩け!///
○○: へ~い。
飛鳥: イヒヒ…///
Fin.