新規オープンクリニックの求人は、競争率が高い?
こんにちは!ぴーなっつです。
求職者さんからこんなご相談をいただきました。
これからオープンするクリニックの求人に応募しようと考えているのですが、オープニングスタッフは競争率が高くなるでしょうか?
今回はこの質問に回答してきたいと思います。
競争率は高い
結論から言うと「新規オープンは人気」です。
ぼくはクリニックの採用担当として、新規院の立ち上げの際はいつもオープニングスタッフの募集を出していたのですが、既存院で欠員が出たときの求人と比べて応募数が多かったです。
面接では毎回「なぜ応募したのか?」と尋ねていましたが、みんな「オープニングスタッフになりたかったからです」と答えてました。
じゃあ、オープニングスタッフはおすすめか?
「人気ということは、それだけ魅力的なのか?」というとそれはまた別の話で、人によるんですよ。
面接で求職者に「なんでオープニングスタッフになりたいのか?」って深堀質問(嫌がられるやつですね笑)をすると、
「前の職場で人間関係で苦労したから、フラットな関係で始めたい」
「自分たちで新しいクリニックを作れることに興味あります」
だいたいこんな感じの回答なんですよね。
それが100%本音かどうかは一旦置いといても、これらの理想には現実のギャップが多少あります。
確かに最初”だけ”はほぼフラット
まず「人間関係がフラット」という想定については、確かに一緒に入職してきたひと同士、最初はほフラットかもしれないですね。でも、少し続けていくうちに、経験や能力、発言力の強さによっていつの間にか心理的序列はできる。一年も経てカーストもしっかり出来上がってます。
つまり時間の問題ですし、マウント取られやすいタイプの人は結局取られます。
好き勝手やれるわけでは全然ない
「自分たちが作りあげる」というところに期待している人もいると思いますが、これは決して理想の労働環境を自分の都合で決めれるというわけではないです。
そもそもクリニックの開設を準備する段階でオーナー(理事長だったり、社長だったり)がいて、その人のお金で効率よく運営することを任された運営責任者(マネージャー、事務長など呼び方は色々)がいます。
その時点で予算配分はほぼ固まっているわけなので、オペレーション、勤怠ルール、売り上げ目標など、あらゆる点で正解と不正解は既に決まってます。
ですので、「自分たちが働きやすいように自由に決めていい」とはならないです。
しかしその一方で「自分たちが決めなければならない」ことは既存のクリニックよりもたくさんあります。
例えば、「不平等なくシフトを回すための取り決め」「売り上げを達成するための施策」「業務を効率的に処理するためのフローチャート」「各種当番」など、既存院であれば多少出来上がっているインフラがほぼないところからスタートするのでメインの接客業務に上乗せでやらないといけないことが多いです。
「人気だから」ではなく、「自分にはどっちが向いているか」
以上、オープニングスタッフの実態についてご説明しましたが、どう思われましたか?
「自分にはあってない」と感じた人もいれば「だからこそ楽しそう」という人もいると思います。
オープニング、スタートアップ、ベンチャー・・・
どれも耳障りはかっこいい感じもしますし、実際人気も集まるんですが、それがあなたのキャリアにマッチするかは別問題ですので、ここで解説した内容とご自身のタイプをよく照らし合わせてご判断されるのよいと思いますよ。
「自分がどっちのタイプかわからない」という方は分析しますのでカウンセリングのご相談ください。
あと、「オープニング」と一言でカテゴライズされがちですが、大手クリニックさんが出店する新規院と、まっさらの状態からの新規開業とではまた結構な違いがありますが、それはまた別の機会に解説できればと。
以上、ご回答とさせていただきます。
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