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「疾患を診れない医師」が診察してるクリニックなんて本当にあるの?

こんにちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックで働きたい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

前回から「入職してはいけないやばいクリニックの見極め方」についてお話ししてます。

前回の記事はこちら。

先日、ぼく自身がたまたま受診したクリニックが「やばいクリニック」だったので、その特徴をご紹介しながら、やばいクリニックの見分け方を解説しています。

「疾患を診れない医師」が存在するの?

ちょうどここ最近、「偽物の医療機器」を使用しているクリニックの潜入調査活動をされている方のTwitterも話題になってますよね。

そこでも「まともに診察できない医師が在籍している」事例に関する発言がいくつか上がってました。


こんな、まともに診察できない医師がやっているクリニックが本当にあるのか?というと、残念ながら「存在する」というのが実態です。

なんでそんな医師が存在するの?

「そんなことがなんでまかり通るなんておかしい!法律はどうなってるの?」と思う人も多いと思います。

なので、その辺の仕組みについて少し解説しておきましょう。

①診察できない医師でも開業できる?
②バイトの医師ってなに?

この2つのテーマに分けてお話ししていきますね。

①診察できない医師でも開業できる?

まず「疾患を診れない医師がクリニックを運営しているケース」についてですが、これはクリニックの開業届の仕組みに抜け穴があります。

クリニックを開業するときには必ず、免許を持った医師本人が保健所に届出を行わなければいけない決まりになってるんですけど、そのときに医師の「能力や知識、専門性」は問われません。

つまり、美容皮膚科のクリニックを開業するときに皮膚科学会に所属している必要性や「皮膚科認定医」になっている必要はありません。

医師免許”さえ”あればいい。

というか極端な話、診察の実務経験がほとんどなくても医師免許さえあればクリニック開業届の要件を満すことになるので、クリニックとして行政の認可を受けてクリニックを運営できてしまいます。

「とは言っても、医師免許を持ってるってことはそれなりに知識も経験もあるんじゃないの?」

と思う方もいるかもしれませんが、免許を取得してから実務を経験していない医師はたくさんいるので、事実として「診察はできないけど開業はできる」という医師は存在します。

と、このような理由から、「法律には抵触しないけど、医療機関として期待されるような機能はない」クリニックというのが誕生していくことになります。

では続いて「バイトの医師ってなに?」ということですが、今回はここまで。次回に続きます。それでは!

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