
男性美容看護師のキャリア形成はどのように考えていくべきでしょうか。
こんにちは!ぴーなっつです。
ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。
求職者さんからこんな相談を受けました。
現在1年目の男性看護師です。病棟を辞めたいほど辛いというわけではないのですが、美容に興味があるので転職したいと考えております。男性美容看護師のキャリア形成はどのように考えていくべきでしょうか。
今回はこの質問に回答していきたいと思います。
まず前提として、美容看護師のキャリア形成に関して男性と女性で大きく違いがあるわけではないと思います。
(強いていえば、他の業種でもそうであるように育児や出産などのライフイベントがない分、特定のクリニックで昇級するのには現時点では男性の方がやや有利かな、ぐらいですかね。)
と言うことで、どっちにも当てはまる話になってしまうんですけど、ぼくが美容看護師で大事だと思うのは、
①年齢的(肉体的)なリミットを考える
②ゼネラリストを目指す
③価値観の変化があることを想定する
主にこの辺のポイントです。
それでは順番に解説していきます。
①年齢的(肉体的)なリミットを想定する
美容看護師の仕事は「接客業」の上に「肉体労働」です。
今の時代定年は65〜70歳なので、その年齢になったときにその仕事をやっていたるのか、もしくは違う仕事をしているのか。
この点の想定はキャリアを決める段階で大事なことです。
②ゼネラリストを目指す
ここでいうゼネラリストは「抽象度の高い仕事をする人」という意味です。
接客業で肉体労働だと、定年よりも先に限界がくる気がしますよね。というわけで、経験年数とともにクリニック内での「役割」を変化させていくことが重要になるとぼくは考えてます。
美容クリニックに入職して最初の段階ではまず、既定のオペレーションを覚えて、できる限り再現性を高めていきながら、一人分に与えられた施術件数を消化する役割。
でも、クリニック運営っていうのはオペレーターだけがいても機能するわけじゃなくて、必ず「運営を管理する人」や、規模の拡大とかのときには、「新たに構築する人」みたいな、上級の役割があります。
美容クリニックで働き続ける以上は、今の職場で働き続けるにしても転職するにしても、運営責任者により近いポジションになるほど、肉体労働から脱せる可能性が高まって、持続可能性(ずっと働き続けられる環境要素)が高まるし、どっかのタイミングで転職するとしても、「施術一筋3年です」みたいな人より「たまに施術にも入りながら、クリニック運営管理してました」の人の方が美容看護師としての市場価値が高く評価されます。
③価値観の変化があることを想定する
③はここまでの内容とはちょっと視点が違って、「もしかすると美容看護師そのものを辞める可能性もあるので、最低限リスクヘッジもしとこうよ」的な話です。
「キャリア形成」って、しっかり将来のことを考えるのも大事なことなんですけど、実態としては「ほとんどの場合、プラン通りにはならない」っていうことも明らかになってます。
なので、「未来は予測できないから、どう転んでもある程度対応できるように、色々準備しとこうよ」みたいな話になるんですが、
例えば。
今「美容看護師に興味があるから美容看護師になろう」と決めて、なる。でも10年後、「やっぱ美容とか自分にあってない。保険診療に戻りたい。」と思う可能性もあるよ、ってことですね。
でも、そうなったときに「臨床経験がない人は採用してません」って言われちゃったらそこで終了。
なので、自分の価値観は変化するということを前提に、そのとき選びたい選択肢を選べるようにしておく、というのが大事な考え方のひとつだと思います。
具体的には「臨床2年」を、ぼくは推奨してます。
以上、回答とさせていただきます。
参考になれば幸いです。
それでは!
ご相談受け付けてます。
美容看護師のキャリアに関するどんなお悩みにもアドバイスを差し上げてますので、ご希望でしたら公式LINEアカウント、またはTwitterのDMにてご相談ください。(無料。初回はオンライン面談。)
「直接相談するのはちょっと緊張する、、」という方は質問箱でご質問いただいてもokです。
LINEで相談
Twitterで相談
質問箱で相談
また、ぼくの運営するオープンチャットには、あなたと同じように美容クリニックに転職したいと考えている人や、実際に美容クリニックで働いている人がたくさん参加しています。
あなたの今の悩みは「自分の一歩先」を経験している方が答えを持っていることも多いので、是非こちらも参加してみてくださいね。
オープンチャットに参加する