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「やりがい」追求したら理想が叶う。と、思ったら大間違い。

こんにちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

先日、カウンセリングにて求職者さんからこんなご相談を受けました。

大手か個人かで迷ってます。正直、ある個人のクリニックさんに入職したいという気持ちの方が強いです。理由は、患者ファーストの運営方針にとても共感できるからです。どうすればいいでしょうか?(内容要約)

今回はこの質問に回答してみたいと思います。

好きな方に行けばいい

まず結論から言うと、「行きたい方に行けばいい」と思います。

「行きたい」と言う気持ちがある以上、実施にそこで働いてみないと「入ってよかった」のか「入らければよかった」のかわからないままだからです。

そして、「もし入ってたらどうだったんだろう」っていうモヤモヤを一生抱えたまま生きていくことになるので、そんな後悔をしないためにもより強く惹かれる方に行けばいいと思います。

というのが前提で、ここからは「手段としての仕事」という視点の話をしていきます。

サービスがいい=理想の職場ではない

「実際に通って、接客の感じがとてもよかったので私もそこで働きたいです」

って感じの人がいたりしますよね。結構いると思います。

このパターンは人にはちょっとよく考えてみてほしいなって思うんですけど、「いいサービス」と「いい職場」は全然違います。

「いいサービス」の方は主観的なものでいいと思うでここでは特に定義しませんけど、「いい職場」っていうのは「できるだけ長く働き続けることが可能な職場、持続可能性の高い職場」だとぼくは思ってます。

その条件としては・・・

①健康が維持できる
②ライフステージの変化に対応してる
③生活を維持できるだけの所得が得られる
④心理的安全性が確保されている
⑤適度にやりがいがある

例えばこんな感じ。

正直、「やりがい」はこの中では一番優先度低いです。

つまり、共感できる(=どれだけ好きか)は実際そこまで大事ではない。

たくさん情報収集とか自己分析とかして「働く意味とは?」考えすぎると勘違いしちゃいがちですが、別に「生きがい」「やりがい」って仕事に求めなくても、他でどうにでもなりますよ。

それよりも続けれられないと意味ないです。

※持続可能な環境が整ってる上ではもちろん「やりがい」もあるに越したことないです。

サービスがいい=労働環境はむしろ悪い

いいサービスを提供しているクリニックは、労働環境としてはよくない、つまり持続可能性が低い職場というケースが結構あります。

他社にない付加価値を提供しようとした場合、どうしてもその分の「手間」が発生しますよね。

それをするのは誰でしょうか。スタッフですね。

より質の高いサービスを安価で提供するために、コストを削減して大変な労働を要求されるようになっていきます。

まさにこの最たる例が日本の飲食業。「安くて満足」の裏には数えきれないほど犠牲者がいるんですよね。

といったところで、今回はここまで。次回はこの続きで「接客がいいとは」という話をしてみたいと思います。

続きはこちら。


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