書類選考で「見送り」になった志望動機の事例を紹介します。②
こんにちは！ぴーなっつです。
ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。
前回やった「書類選考で見送りになってしまった事例」の紹介をまたやってみたいと思います。
ぼくが採用担当してるクリニックにエントリーしてくださった求職者さんの履歴書の志望動機から内容を引用して、ダメだったところと改善点を解説してきます。
それではいってみましょう。
志望動機の内容（要約）
今回、見送りになってしまった志望動機はこちらです。
※要素だけを抽出して、表現は改変しています。
・学生時代に入院した際、看護師の対応に感動して看護師になった。
・美容にも興味がある。
・看護師の資格を活かした仕事がしたい。
・好きな美容の仕事ができる美容クリニックに興味を持った。
・患者様が綺麗になることに携わる仕事がしたいと思った。
・入職したら努力を惜しまずがんばりたい。
それでは、なぜこの求職者さんが「見送り」になってしまったのか解説したいと思います。
見送りになってしまった主な要因
この求職者さんが書類選考の段階で見送りになってしまい、面接に進めな方理由として主なポイントは以下の3点です。
①内容が薄め
②脈絡がない
③多分、使いまわしてる
順番に解説していきます。
①内容が薄め
原文を掲載するわけにはいかないので、ニュアンスの共有が難しいんですが、この方は全体的に内容が薄めでした。
例えば、当たり障りない部分で少しだけ本文を引用すると、
「美容医療を提供するスタッフとの一員として努力し続けたいです」
という一文があったんですが、
「美容医療を提供するスタッフとの一員として」をつけてるのでそれっぱくは見えますが、実際に言ってることは「努力したい」ということだけで、そのせいで、何を？どのように？なんで？みたいなツッコミどころが多く、負落ちしない印象が残ります。
②脈絡がない
内容（要約）をよくみていただくとわかると思うんですが、約250文字という限られた文字数の中で「いろいろ」言いすぎていて、さらに話しの流れに
脈絡がないですよね。
一言でいえば「何が言いたいかわからない」文章、と言う感じです。
文字数の限られた志望動機の欄では、「１つの結論+それの補足」と言う内容にだけに情報を絞り込みましょう。
③多分、使いまわしてる
前回のやつでも言いましたが、志望動機で大事なのは「なぜうちのクリニックで働きたいか？」という問い対する回答であって、それ以外は補足情報です。
前回のやつ↓
でもこの求職者さんの場合、「看護師になった理由」「美容クリニックで働きたい」「入ったら頑張る」など、基本的に関係ない話で構成されています。
この履歴書をみたときの所感としては、「これ、使い回しのやつだね」という感じでした。
今回お見送りになってしまったのも、それが一番の原因の部分ですね。
みなさんがこれから選考を受けるのは、「美容クリニック」ではなく、何かしら独自の想いや強みをもった「〇〇クリニック」です。
そこじゃないといけない理由をしっかり言語化しましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。それでは、また！
志望動機で迷ってる方は
今回、ダメな志望動機とその理由をご紹介してみましたが、「じゃあ、いい志望動機はどうやって作ったらいいの？」と思った方もいるかもしれませんね。
このブログ内では、「内定がもらえる模範回答」シリーズで、志望動機についても具体的な事例を紹介しているので、必要な方は参照してみてください（有料）
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