2024.3 自分が心から進みたいと思える道。その存在に気付かせてくれた人たちが立て続けに佐用を訪れてくれた。
少しばかり考えを整理してみる。
12年間地方公務員として地域に向き合ってきたつもりだ。特に「ぶどう山椒」という和歌山県発祥の山椒の品種があり、消滅しようとする産地を残そうと奔走した。
その時に気付いたことは、どれだけ熱を入れても行政はプレーヤーにはなり得ないこと。地域振興には地域と行政両輪じゃないと継続しないこと。
圧倒的に不足している地域プレーヤーになりたいと思い職を捨て、いまルーツのある佐用にてチャレンジしているところ。
ボクは、地域は街にない美しさがあると思う。地域には無秩序な開発から逃れ、先人たちが現代につないだ文化(風景、山、川、信仰、言葉、食、産業など)がまだ残っていると感じる。
ただ、放っておくと静かに消えていく地域もある。
ボクはそれをなんとか次の世代につなぎたいと思っている。先人が当たり前のように、ボクたちに〝いま〟をつないでくれたように。
そこでずっとぐるぐる考えていたのが、「地域を残すってなんや?」ってこと。
何周も考えてようやくわかった。
(来訪者に気付かせてもらった)
どの時代でも未来を創るのは子どもや若者だ、ということ。
至極当然やけど、ようやく腹落ちした。
いまは江戸末期から佐用の地に佇む村上邸(帯刀を許された豪農)にご縁をいただき、家屋を使わせてもらっている。
旧村上邸を子どもと、自分軸で生きるかっこいい大人が交わる場所にする。地域内外の大人に関わってもらうことで、逞しい子どもが育つと考える。
ボクにできることはその環境を整えること。
まずここから。そんなことも考えながら、お屋敷再生やっていく。
生活できるかわからないなか、ボクのわがままに付き合ってくれる家族、困ったときにいつでも助けてくれる仲間たちがいるから大丈夫だと確信している。
この投稿は誰向けの何やねん感はあるが、どうかお許しを。
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