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優良企業診断マガジンはじめました!

こんにちは!カキノタネの優良企業診断マガジンにお越しいただきありがとうございます。私は国内の高配当・バリュー株を中心に長期投資をしている個人投資家です。

このブログでは私自身が投資判断をする上で実践している企業分析の内容をまとめていきます。下記のようなキーワードで投資を実践している投資家の方々には私の分析をご覧いただき、ご一緒に分析手法や投資の可能性を考えていければと思っています!

  • 日本株

  • 高配当・インカムゲイン

  • 割安株・バリュー株

  • 長期投資

  • ディフェンシブ銘柄

  • ファンダメンタルズ分析

当ブログは売買推奨、投資勧誘等を目的は一切ございません。投資を行う際は「株価変動リスク」「信用リスク」「流動性リスク」等をご了承の上、投資に関する決定はご自身の判断で行ってください。


筆者カキノタネの自己紹介

  • 年齢:40歳前後

  • 家族:既婚、子供複数名

  • 職種:IT関連

    • FIREは目指していません

  • 年収:800 ~ 2,000万円

    • ベンチャー企業経営者と上場企業正社員を行ったり来たりしているので、年収のボラティリティー高めですw

  • 運用資産:5,000万円

  • 好きな銘柄:ディフェンシブ銘柄

    • 食料品

    • 医薬品

    • 小売業

    • サービス業

    • etc…

運用方針は守備力重視のコア・サテライト戦略


基本的には下記の方針でコア・サテライト戦略をとっている

  • コア:国外株式/債権のETF・投資信託に長期積立

  • サテライト:国内株式の個別銘柄(高配当株メイン)に長期投資

    • 本ブログではこのクラスをメインで銘柄分析します

一般的なコア・サテライト戦略ではサテライト部分でもっと攻めるべきです。しかし、様々なスタイルでの投資にチャレンジする中で、損切りのスキルを身につけることができず、結局防御力を高めながら着実に資産を積み上げるスタイルが現時点では最も成果が出るスタイルでした。

他者を圧倒するような運用成績ではないですが、時間を過剰に奪われず、精神的な負荷もなく、現行の投資スタイルは私にとてもマッチしていると認識しています。

最適な投資スタイルに正解は存在しません。自身の資産状況やライフスタイルに加えて、なによりも自身の性格を考慮して最適解を模索する必要があります。他の投資家の投資スタイルを模倣するのではなく、参考にしながらオリジナルな投資スタイルを確立することが重要です。

また、直近数年間は米国株の個別銘柄の長期投資で資産を50%ほど拡大させましたが、インデックス投資と比較して大きくアウトパフォームしているわけではありません。この事実は単純に米国市場に入ったタイミングが良かったことが勝因で、国外銘柄の分析は時間の無駄という結論を導いています。この結論を踏まえて、国外はメジャーな株式や債権のETF・投資信託に寄せて、銘柄分析は国内の個別銘柄を中心に行う方針です。

優良銘柄の選定とターゲット株価の算定方法

優良銘柄の選定

下記の観点をおさえて経営をしている優良銘柄をピックアップし、現在の株価の割安/割高は気にせずに監視対象に加えます。

  • 収益安定性

  • 持続成長性

  • 財務健全性

  • 株主還元性

これらの項目について十分に情報が公開されていない、あるいは私の知識不足などにより理解、判断が難しいような銘柄は基本的にはパスしています。

勘や博打のような言語化できない判断は極力排除して、判断を振り返れるようにしておくことが重要です。

定性的なリスク整理

高配当株・バリュー株は訳あり商品である場合がほとんどです。なぜ高配当・割安の状態で買いが入っていないのかを理解せずに、安易に手を出すとあとでわけもわからず減配・株価下落が起こり後悔します。
今どんな課題が顕在化していて、どのような課題が潜在しているのかを整理し、各リスクの大きさを適切に見積ります。その上で、実際に投資をする際は「リスクが低いから利回り3%で我慢」「リスクが高いから利回り5%くらいは欲しい」といった判断をするわけです。

リスク度合いの判断をするためにはどうしても勘に頼らざるを得ない場合がありますが、知識やセンスを磨くことで勘への依存度を減らします。投資家が運用成績を向上させる上で努力できるポイントだと考えています。

過去の指標の把握と分析

過去の指標(PER,PBR,配当利回り,etc…)の推移から現在の指標の位置付けを把握し、適正価格の目安にしています。特に私の投資スタイルは長期投資なので、保有時に起こる様々なネガティブサプライズは不可避です。下記のような世界同時株安を引き起こした時期の株価の動きや、企業側の対応は特に注視しています。

  • リーマンショック(2008年)

  • コロナショック(2020年)

ターゲット価格帯を算定

以上の工程を踏まえて、妥当な配当利回りやPER,PBRといった指標を算定し、ターゲットの価格帯を算出します。ただし、実際のマーケットでは言わずもがな市況、需給、チャートの計上など様々な外部要素の影響を受けます。しかし、大まかにでも理論的な底をイメージしておくことができれば、売買のストレスを抑制し、心穏やかな売買と資産形成が実現できると考えています。

私は「頭と尻尾をくれてやれ」の格言に従うことができず、設定した指値の手前で株価が大きく上昇していくのを指をくわえて傍観していることが多々ありますw

筆者カキノタネの投資スタイル変遷

最後にこのブログの筆者カキノタネが、現在の投資スタイルに辿り着くまでの変遷を記載しておきます。

2016年:投資デビュー

  • 年収360万円

  • ドル建て積立保険で投資デビュー

初期フェーズのベンチャー企業を経営し、役員報酬は最低限の生活費に設定していたため、個別銘柄に手をだす余力なし。

2017年:初めての個別銘柄

  • 年収420万円

  • 年収上昇分の余力資金で個別銘柄

    • ビギナーズラックで買った銘柄が翌日ストップ高。寄り付きの仕組みを理解しておらず、売ることができず大混乱

2018年:様々な投資にチャレンジ

  • 年収600万円

  • 年収上昇分の余力資金で複数の投資にチャレンジ

    • 株式(スイング、デイトレ、スキャ)

      • 投資期間を短縮するほど運用成績悪化

      • チャートに張り付くので時間も浪費

    • FX

      • 株よりもアンダーパフォーム

    • 暗号資産

      • ボラティリティーが高く、市場も閉まらないため、チャートが気になり人生初の不眠症

      • 開始1ヶ月でバブル崩壊

      • 塩漬けしていたので現在数倍の含み益状態

諸々のチャレンジを経て、短期売買のセンスや自身のストレス耐性の限界が見えてきて、短期トレードの戦場からは退場することを決断。振り返ると運用資産が小さかった時期に一通りの失敗体験をできたことは大きな価値

2019年:米国株投資にチャレンジ

  • 年収1,200万円

  • 堅調な米国市場とインカムゲインの魅力に気づき、米国株の高配当個別銘柄の投資を開始

  • ドル資金を確保するためにドルの自動積立を開始

ベンチャー企業の経営もひと段落し、ご縁のあった上場企業に社員として入社。年収が増えても生活水準は大して変えずに、上昇分のほとんどは投資の余力資金へ。

2020~2024年:常勝投資スタイルを確立

  • 年収2,000万円=>800万円

  • ドルの自動積立によりドル資金を確保し、個別銘柄を月に数回購入するフローをひたすら継続

  • この期間でドルベースではもちろん、円ベースでは為替の影響も伴い大きく運用資産を拡大(+50%程度)

昇給を繰り返し上昇した年収はこの時期に半減したが、一定の年収を超えると大して手取りは変わらないという有名な話を身をもって体感していたため特段抵抗なし。オーナー側(経営者、投資家)にいることが重要であることを再認識

2025年:投資方針変更

  1. ドルの自動積立を停止

    • 積立を開始した2019年時点の想定と乖離が発生し始めたので一旦停止

      • ドル円が170-180円程度への到達は想定だったが、ペースが想定よりもはるかに早い

      • 日本経済は金利上昇を吸収できない想定だったが、金利を上げながら株価が上昇している

  2. 国外の個別銘柄はETFや投資信託に集約

    • 国外は情報取得コストが高く、精度も低かったため、分析に時間をかけた割にインデックスをアウトパフォームできず、国外の個別銘柄分析に時間をかけるのは無駄と判断

  3. 国内の個別銘柄投資を開始

    • 国外の個別銘柄分析にかけていた時間を国内の銘柄分析に投下。分析の精度を高めながら国内の個別銘柄でメジャーなインデックスのアウトパフォームを目指す

今後の予定

当面はひたすら銘柄分析を進めていく予定ですが、読者の方々の参考になる良いアイデアが浮かんだら、それ以外の記事も書いていきたいと考えいています。

ぜひ定期的にチェックしていただき、ご一緒により良い投資、資産形成を追求できれば嬉しいです!

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