退職代行サービスを利用したって話
はじめに
「即日退職しました。」
私は会社を即日退職した。退職直前まで悩み、家族や友人、同期や先輩に相談し、自分でもたくさん調べた。その過程で得た経験と知識を共有したいと思う。
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結論
「即日退職は難しかった。」
私は、即日退職にかなりの時間と労力を要した。
ただし、置かれている状況によって難易度は異なる。難易度別にそれぞれ説明しよう。あくまで私の主観で決めた難易度であり、参考程度に読み進めてほしい。とその前にまずは前提を抑えよう。
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難易度:低
有給休暇を消化すれば、2週間後の退職日まで出社する必要はない。辞める人がそんなことできるの!と思われるかもしれないが、取得は法律で定められた労働者の権利なので、安心してほしい。
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難易度:中
2週間の有給休暇がないとは、以下の方である。
① 有給休暇をすでに消化している方
② 入社して半年が経っていない方
③ 全労働時間の8割以上の出勤をしていない方
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難易度:高
有給休暇の有無に関わらず、もし重要な取引先と仕事をしているならば、即日退職により会社に実害が生じる可能性がある。その場合、損害賠償を請求されるリスクがあり、十分な注意が必要だ。
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本論
「退職代行サービスを利用しました。」
私は自分で会社と交渉する自信がなかったため、退職代行サービスを利用した。円満退職ができるのであれば、そうしたかった。退職代行サービスはお金もかかるし、依頼したあとは引き下がれない。
さらに、どの退職代行サービスでもよいわけではなく、プランも慎重に選択する必要があり、時間と労力を要した。
近年退職代行サービスの需要が高まり、供給側である代行者が増えており、同時に非弁退職代行業者が増加している。
非弁退職代行業者は、退職希望者の「退職したい」というメッセージを会社に代行して伝えることは可能だが、退職日の交渉、残業代や退職金の交渉等は違法行為に当たるためできない。
弁退職代行業者による強引な退職によって、トラブルになったケースもあるらしいので、私は弁護士による退職代行をオススメする。
私は退職代行を「フォーゲル綜合法律事務所」に依頼した。その理由を3つに分けて説明しよう。客観性と比較性が欠けた内容であるため、それを念頭に読み進めてほしい。
① 弁護士は法的交渉ができるから
フォーゲル綜合法律事務所(以下、フォーゲル)であれば、退職日の交渉はもちろん、何か起こったときに法的な知見から弁護をして頂ける。詳しくは以下の記事が参考になる。メリットが網羅的に書かれている。
② 弁護士代行だったが、安価な料金だったから
私は、「円満退職代行プラン」でフォーゲルに退職代行を依頼した。料金は、税抜30,000円だった。上記プラン以外にも「損害賠償請求あんしんプラン」というプランがあり、こちらは税抜50,000円だ。
③ LINEの無料相談で不安を解消してくれたから
私は、フォーゲル以外にも他5つの退職代行業者に相談をした。その中でもフォーゲルは長文で丁寧に対応していただき、好感が持てた。退職完了後の疑問点にも回答してくださり、大変助かった。
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さいごに
「退職代行サービスを利用して良かった。」
私は、退職代行サービスを利用して退職した。初めての退職代行サービスだった。
実はサービス利用の1日前に、退職の旨を自分自身で上司に電話で伝えていた。上司は退職を了承してくれたが、出社は必須と言われた。当然だと思う。逆の立場なら私もそう言うからだ。
だが、上司に自分自身で即日退職の交渉を行うことは難しいと感じた。そこで代行利用を決意した。おかげでスムーズにストレスなくきちんと退職できた。弁護士による代行を選んだからだと思う。
またサービスを利用しなければ、次のステップに向けた準備時間だけでなく、頑張る意志や熱意も失っていただろう。
退職をして良かったと思えるかはこれから私が何をしていくかによる。ただ、退職代行に依頼して良かったと思っている。