ダービージョッキーは目黒記念で買えるか?
日本ダービー当日の最終レースとして行われるGⅡ・目黒記念。
ダービーの激戦を終えた直後の騎手たちが「燃え尽きてる」なんて言われてるのを見て、実際どうなのか気になったので調べてみました。
調査対象は過去10年のレースで、ダービー1着の騎手とダービーで1番人気の馬に騎乗した騎手です。
ダービー勝利ジョッキー
まずはダービーで勝利した騎手から。
ロジャーバローズで大穴を開けた2019年の浜中俊以外の9人は目黒記念でも騎乗していました。
成績は[2-1-0-6]。「連対率33%」と言うとなかなか好成績な感じがします。連対した3人がいずれも中穴くらいの配当だったこともあり、回収率は単複ともプラスになっています。
ダービー1番人気ジョッキー
続いて、ダービーで1番人気の馬に騎乗した騎手。
こちらは直近2年の横山武史 (ソールオリエンス)、川田将雅 (ダノンベルーガ)に目黒記念での乗鞍がなし。
成績は[2-2-0-4]。どちらの場合もなぜか3着がないのが不思議。騎乗があった8年で4連対はなかなかのもので、こちらも回収率は単複プラスです。
ということで、目黒記念でダービージョッキーは買える、と言いたかったのですが……ここまで調べたあとに気づいたことがありました。
2019年以降の番組では11Rが日本ダービー、12Rが目黒記念となっています。しかし、18年以前は発走の時刻こそ変わりないものの、日本ダービーは10Rで、11Rを挟んでから最終に目黒記念が組まれていました。
そこで、現行と同じレース順になった19年以降を切り取ってみると……
好成績を挙げていた騎手は、18年以前に集中していたことがわかります。
日本ダービーと目黒記念が11R、12Rで連続するようになった2019年以降、「ダービー勝利」または「ダービー1番人気」の騎手で目黒記念を勝ったのはダミアン・レーンただ一人です。そして、今年の府中にレーンはいません。
結論
ダービーで勝った、あるいは勝ってなくても1番人気の騎手は、目黒記念では買いづらい (ただしダミアン・レーンを除く)。
おまけ
逆に目黒記念で勝った騎手のダービーでの成績はどうだったのか?についても調べてみました。
1番人気、2番人気か2桁人気で二極化している印象。他のGⅠと最終レースでも同じようなこと調べたら面白いかもなあと思いました。
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