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第2回 みんな食堂かけわたしを終えて
あなたは、今ここにいる自分自身から湧き出る喜びや楽しさを誰かと共有したい、そういった感情を抱いたことはありますか?
みんな食堂のボランティアを通した自分にも何かできたという喜びや、誰かと一緒に一つのものを作り上げたという達成感はなににも代えがたい心地よい感覚として、その場での活動が終わってからも自分自身の中に残り続けることを僕自身は感じています。
またそれは自分自身の中にだけでなく、その場に関わった一人一人がきっと似たような感情に包まれているであろうことが、目の前の相手の表情や雰囲気から僕には伝わってきます。
僕は、この感情をもっといろいろな人と共有したい。。。
でも、僕にはわからない。
老いに抗えず生きがいを失くしたおじいちゃんが、また自分自身の足で立って外に出たいと思えるきっかけを与える方法が。
僕にはわからない。
誰かの言葉に傷つき外に出られなくなった中学生が、人と関わることに喜びを見出せるようなその子との関わり方が。
誰とも関わらず一人で生きていくことは、きっと気楽で平凡で何の苦しみや悲しみも生まれないのかもしれないけれど、そこには何のワクワクもキラキラもないと僕は思う。
一歩踏み出したその先の、この人に出逢えてよかったと思える瞬間をいろいろな人が感じられるように、
賞賛も批判もない「あなた」という人間がここにいることの価値に一人一人が気づけるように。
みんな食堂かけわたしという場が、誰かにとっての心地よい場所になれたらいいなぁという想いで、自分自身にできる範囲でこれからも活動していきたいです。
第二回みんな食堂に参加してくださったボランティアの方、食べに来てくださった方、一緒に遊んでくださった方、寄付をくださった方本当にありがとうございました。
また、次回のみんな食堂かけわたしも楽しみにしていてください!
中居聖矢