【投資】かけうどんの株日記(89話)
(全2,222文字)
皆様おはようございます。
毎週月曜日の朝、株日記を投稿している、かけうどんです。
今まで個人での株式取引で経験したことや、自分で勉強して感じたことなどを記事にしています。
今日は、『NISAってやった方が良いのですか?』と言う質問を受けたことについて少し書いてみようと思います。
過去の投資関連記事はこちらにまとめております。
【重要/注意事項】
○ 投資は全て自己責任で行う
○ ネットや本に書かれていること
他人の意見を鵜呑みにしない
必ず自分の頭で考え自分で判断
以上をご理解頂ける方に限り、続きをご覧ください。
投資での損失につきましては当方は一切責任を持ちません。
1.NISAってやった方が良いんですか!?
あくまでも私の個人的な回答は
『何も知らずにやるべきでは無いかも知れませんね』
です。
言い換えると、仕組みやリスクなどをしっかり理解した上で、活用するならば何も言うことはありません。
ですが、そもそも投資に関する予備知識もなければ、最低限の勉強もしていない人たちが、いきなりNISAをやってしまっていると言ったケースが多すぎるような気もします。
体系的知識を得ることが難しいお金の勉強。正直、何を信じれば良いかもよく分からない。そんな分野のことだからこそ、自分の中にしっかりとした価値観や判断基準がなければならないと思うのは私だけでしょうか。
必要最低限のマネーリテラシーを身に着けるには、そんなに大きな時間やお金はかからないものの、まず自分自身に対する投資なくして、手法や技法に飛びつくのは『丸腰で戦場に飛び出すようなもの』ではないかと思います。
2.ブレーキの無い自転車で坂道を降りれるか?
誰が聞いても答えはNoかと思います。
『NISAってやった方がいいの?』
と聞いてくる人は
『坂道下るから、この自転車貸して!』
と、ブレーキが壊れてても気にせず乗れる人なのかな?
と、思えなくもありません(汗)
誰も望んで怪我をしたいなんて人はいないと思います。
子供の頃に自転車に乗る練習をしていて、何度も転んで膝をすりむいたりした記憶は誰にでもあると思います。痛い思いをしながら、どうすれば自転車が前に進むか、バランスはどうやってとるかを知るのに、机に座って本を読んで勉強して修得した人はほとんどいないと思います。
だからと言って、いきなり戦場に丸腰で出ていいと言う話にもならないのかなと。
自転車の乗り方を練習していた時は、止まりたい時に握れば効くブレーキがあり、タイヤには空気が入っていて、チェーンはしっかり繋がっていたと思うんです。そして何より、近くで親兄妹が見守っていてくれたんじゃないかなと。
3.NISAやってます?
私はその存在や仕組みがどうなっているかは、一般的に公開されている情報程度以上の事は知っています。
人にとても分かりやすく説明できるくらいの知識も持ってると思います。
(それを説明する趣旨の記事では無いので、そのあたりは割愛します)
ですが、私はNISAはやってません。
正しくは、「他人に自分のお金を預けて増やしてくださいと頼んではいません」です。
証券口座を開いて、自分の銀行口座からお金を証券口座に振り込みし、そこにある資金の範囲で株式を取引しています。
なので、その取引区分の中にはNISA枠という選択肢が存在していますから、長期保有を目的として購入した株式の一部はNISA枠で買ったものもあります。
それができたのは…
株取引の仕組みを理解して、どうしたら収益が出せるのか、何をどうしたらよいか、どうすれば損をしてしまうか、損をしないようにするにはどうすればいいか…。
勉強し、株取引を経験し、そこから得た自分なりの判断基準が持てたので出来ることだと個人的には思っています。
ここまで言ってしまうと、
○勉強せずにNISAはすべきではない
○投資は勉強してからやるべき
○勉強すればNISAはやっていい
みたいなように聞こえるかも知れませんが、必ずしもそうではありません。(どっちやねん:汗)
何事もそうですが、自分が理解して、自分の責任の範囲で、後々後悔しないようにできるのであれば、やってもいいのではないでしょうか。
最後に
物事には何にでも順番と言うものがあると思います。
つい最近、自動車教習所に通って運転免許証をとったばかりの初心者の方に、フルチューンのグループCで使われているようなレースカーを与えて、サーキットをタイムアタックしろと言ってもムリでしょう。
まずは教習所で車の基礎的な動かし方や道路交通法をテキストを開いて勉強して覚え、実際に教習車に乗って練習する。免許をもらってからも油断はせずに、一般道路の状況に応じた安全運転をこころがける。ベテランになっても同じです。事故は運転歴の長い・短いに関係なく、守るべきことを守らなかった時に起こってしまう可能性は誰にでもあります。
「もうすでにNISAはやっていますが、勉強なんてしてきませんでした!もう手遅れですか?」そういった質問と言うか相談を受けることも少なくありません。もちろん、今からでも遅くはないと思います。
NISAを推奨するものの中には、ほとんど都合の良い事しか書いていないことが多いように思えます。(「元金棄損のおそれが必ずあります」と、一番大事なことが、物凄く小さな字で書かれていますが…)
最低限の勉強はしましょう。
と言うお話でした。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。