Quest Danceparty Club No.100を終えて
楽しかったね。楽しかった?それなら良かったです。
僕も楽しすぎて寝れないので、今この文章を書いてます。深夜テンション。
毎週火曜日に開催しているVRChat内のクラブイベント、「Quest Danceparty Club」が、2023年2月28日で100回を迎えました。
併せて、2周年のタイミングでもありました。
「せっかくだし、1周年のときと同じように2周年もクルー全員でやりませんか」
と誰が言ったか(ってか僕なんですが)、1年前より増えたクルー全17人、全5週にわたり、クルーオンリーで特別回をやることにしました。昨年11月くらいだったと思います。
僕は自ら「100回目のトリをやりたい」と志願。
多分他クルーも(あっこいつ1年前みたいなことやる気だな)と思ってくれたんでしょう、願い通り100回目のトリをやらせていただけることになりました。
実は1年前、1周年の際もクルー全員で4週間イベントを開催したことがあります。
その時の言い出しっぺも僕です。悪いやつですね。
クルー全員の得意ジャンルを2曲ずつかけ、ラストにエンドロール的な演出を行いました。(しかも後にねこたんのDJ控えてるにも関わらず)
悪いやつですね。なんか冗談じゃなく僕悪いやつに思えてきました。
そんなこんなで、後にQDC最後の出演にすることになる、DJの準備を始めます。
セットリストについて
まずはセットリスト制作。
クルーが多いため今回は各1曲に厳選することにして、自分が持っている曲や過去クルーがかけていた曲などを考慮し制作しました。
せっかくなのでアンセム詰め込んだり、トラックメイクしているクルーの曲を持ってきたりと、結果として攻撃力だいぶ高いセットになった反面、BPMがぐちゃぐちゃなので繋ぎに苦労しました。
セット制作と平行して、今年もエンドロールのムービーどうしようかとぼんやり考えていた(ことは多分クルーにもバレてた)中、個人的な思いもいろいろあり、
QDCクルーを卒業することを決めます。12月でした。
「自分がいなくなっても、QDCがずっと続いてほしいなぁ」
セットが固まった後、想いを込めた自分のターンとして
市瀬るぽ feat.鏡音リン「ここでまた会えるから」
を選曲。
自分がスタッフではなくなっても、今度はお客さんとして、またQDCクルーやお客さんの皆に会えるからね、という意味と、
また来週もこの先も、皆さんがQDCに遊びにきてくれますように、という意味を込めています。いい曲。
エンドロールムービーについて
前述の思いから、エンドロールに使用する曲を
kz feat.初音ミク「never ender」
に決めます。
(候補は3曲くらいありました)
2月、クルーオンリー特別回が始まったタイミングで、Twitterのハッシュタグ「#QDC_VRC」を1年分遡り、ゲストの写真や集合写真を集め始めました。
この頃には頭の中で全てのカット割りは考えてありました。無事にできてよかった。
「あーこんなときあったなぁ」とか「このときのDJやばかったな」とか思いながら、いろんな写真を集め続けました。
全270枚程度になったかなと思います。
その後はOBSでのスライドショー製作作業。
元写真を整理
→テロップの追加
→テロップを追加した写真を再度スクショ
→1ソース40枚の制限やスライドショーの転換形式に合わせてスライドショーソース作成
→音を録らない状態で音に合わせスライドを手動で動かし動画撮影(ホットキーを活用)
→Aviutlで音と合成
という流れで制作しました。1週間くらいかかりました。
本当は動画編集ソフトで作ったほうがいいんでしょうね。僕はこれが一番やりやすいやり方だったのでこれでやりました。
単なるスライドショーでしかないんですが、皆さんが撮ってくれた写真だけで構成しているため、これが一番エモいのかなという気持ちでめげずに作りました。
出来上がったものは1周年のときよりもっと良いものになったかなと思っています。
QDC Anniversaryに込めた想いについて
元々、クルーオンリー週間とかクルーリスペクトセットをやろうとした理由に、
QDCクルーが全員集まったことがない
という未練がありました。
クルーが多いことやイベントを抱えているクルーがいることもあり、イベント中に現場スタッフをするクルーも実は数人しかいません。
それが凄く僕の中で寂しかった。1年前も今もそれが変わらなかったことも寂しかった。
ねこたんの夜勤なども重なり、2023年からは更に寂しさが加速。
2周年期間もalohanetさんに連絡が届かず、クルーオンリー回全員出演すら叶いませんでした。
せめて自分のセットリストの中だけでも、クルーが皆揃っている理想の瞬間を作りたい
という思いで、今回や1年前の企画を行っていました。
DJなら、音楽なら、理想や夢でも実現することができると信じています。
そして願わくば、QDCに来ないクルーがこの先、もっと遊びに来てくれたらな、と思っています。
最後に
VRChatをはじめて7日目、誕生日である4月6日に、まだPCスペックが弱くて重たいクラブイベントに遊びに行けない自分がふらっと遊びに行ったのが、QDCでした。
参加後、DDJ-400を勢いで買い、その3ヶ月後、DJデビューから1週間でQDCクルー最初の出演を果たすことになります。
当時、Mixすら上げていなかったのに誘ってくれたKAITOUさん、快くクルー所属を認めてくれたねこたんには、感謝と「なんであの時迎えてくれたのか」という疑問が実は今もあります…w
それくらい、DJ、ひいてはVR人生においてターニングポイントでした。
いろんな音楽を知り、DJを知り、人を知りました。
毎回、どのクラブよりも緊張しながら出演していました。
お客さんに突撃しながら、ブースの前で絵文字を飛ばしまくって楽しんでいました。
いつからか、QDCのまとめ役なんて呼ばれるようになりました。
1周年、ねこたんを泣かせました。
2022年の誕生日、みんなと一緒にたくさん泣きました。
いっぱいコラボもしました。
乾杯もしました。
笑いました。
話しました。
友達がたくさんたくさんできました。
「それだけの想いあってなんでQDC辞めんねん」って思ってる人ももしかしたらいるんじゃないでしょうか。僕が僕じゃなかったらそう思ってるかもしれません。
それでも、僕はQDCを卒業します。
卒業するけれど。
QDCは、僕が一番大好きなVRクラブイベントです。
どうか、この先も、一番大好きなVRクラブイベントでありますように。
皆さんにとって、大好きな火曜日が、いつまでも続きますように。
そしてこれを読んでくれた、まだQDCに遊びにきたことのないあなたにとっての、最初の1歩の手助けになりますように。
(追記)