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チヌへの挑戦 2 後編

場所を変えて再度トライ。

少し沖目に仕掛けを投げてそこにまき餌を投入していく。

さっきよりかはフカセ釣りっぽい事が出来ている。

この日はチビ1号もお供として来ていたので、練習がてらフカセ釣りの竿を渡して、やらせてみる。

その間にもう1本の竿でルアーの投げる練習をしようと準備する。

実は私、ルアーで魚を釣った事が無い。

ただ、ルアーはたくさんもっている。

雑誌やネットでよく釣れるというルアーはすぐに購入してやってみる。

しかし、釣れた事が無い。

今回も投げて巻くだけで釣れると店員にいわれるがまま購入したコアマンという鉛にワームがついている魚の形をしたルアーだ。

子サバに若干似ていたので、何か食わないかなと1ミリぐらいの期待度で投げてみる。

1回目・・・・ただ巻いて帰ってきた。このルアーにも子サバがついてくる。何でも食いたがる奴だ。

2回目・・・・ただ巻いて帰ってくる。

3回目・・・・下手くそなので、真っ直ぐ飛ばずに右方向。右中間へ行く感じ。失敗したと思い、高速で巻く。(他の人に迷惑になりたくなったので)

高速で巻いているとググン!!と竿がしなる。マジでビビった!!サビキ釣りでしか活躍した事無い、ムーンショットがありえないぐらい曲がっている。貴重な1匹になりそうだが、ここはチビ1号にバトンタッチ。この感触を7歳の我が子に味わってほしかった。どうせ本命の狙いではない魚。バラして上等。思いっきりやれよ我が息子よ!

チビ1号がリールを巻くが、巻けないという。どういう事や。

竿が手元ぐらいまでしなっている。正直、私の足は震えていた。とにかくチビにはゆっくりゆっくりとしか声を掛けれない。あとは、ドラグが出ている時は無理して巻かずに走らせて体力を奪えと。

このアドバイスが合っているかはわからない。大きな魚を釣った事が無いのだから。今までの最大は30センチのキスのみ。

チビ1号は頑張って、何とか粘っている。ギャラリーも多くなり、その時、魚が大きくジャンプした。初めて魚の姿を見たのだが、無茶苦茶デカい。気持ち悪いぐらいデカい。これは!!!なんや!!!近くのおっちゃんがスズキや!!と言うてくれて、初めてスズキかと思う。

格闘の末、何とか足元まで来た。ここからは私の重要な仕事の網入れ作業。買ったはいいが、こんなに大きな魚が入るか心配。網を近づけると、また凄い勢いで走っていく。繰り返す事2~3回。頭から入れるんや!!と近くのおっちゃんに教えてもらいなんとか網に入れる事が出来た。

網の中でビタンビタンと動くスズキ。口とか頭とかめちゃデカい。気持ち悪いぐらいにデカい。

チビ1号は非常に疲れていたが、写真を撮ると言うと実感が沸いたのか、すごく喜んでいた。その時の写真。

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もう頭は真っ白になったが、アジで何度もしている血抜き作業と神経締めをして、持ち帰る事を決める。

ただ、私のしょぼいクーラーボックスには到底入るサイズではないので、バッカンに氷を入れて魚は折れ曲がるが、近くの釣り具やまで運ぼうととりあえず入れてみる。

高速で後片付けをして、釣り具やにより、即席の発砲スチロールの箱を購入し、家路につきました。

釣り具屋さんでちゃんとしたサイズを測ってもらう。

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やはり、そこそこデカいサイズらしい。

到着後、嫁1号は少し嫌そうな顔をしていたが、しっかり洗い、冷蔵庫へ1日保存後、刺身と鍋でおいしく頂きました。

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今回のチヌへの挑戦は敗北となりました。

狙いとは違うスズキがとはいえ、大きい魚と対峙する機会が出来た事は幸運だったと思います。

チヌへの挑戦はまだまだ続けますので、アドバイス等ございましたら、ぜひお聞かせくださいませ。

次回は6月の釣行を予定しております。どなたか四国で足場の良い所ご存じでしたら教えてください。

お読みいただきありがとうございました。

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