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【恋する問題集】2021-08-24
・また学校で補講。今日は大きな進捗があった。
・数学の宿題が終わった。昔から変わらない、「分厚い問題集が配られて嫌な予感がしてたら『全部やってきてください』のパターン。それが、すべて終わった。
・そもそも、なんで「問題集全部」とかいう、投げやりな宿題が存在するのだろう。先生側からしたら、複雑な指示がないしテスト範囲としても作問しやすいから、だいぶ負担が少ないのだろう。
・ただ、こちら側からしたら
・たまったもんじゃないよね。膨大な量が一目で見えてしまうから、絶望する。「これ全部やんなきゃいけないのかぁ。まあ、あとでやるかぁ」を一か月持ち続けないといけない。
・親から「宿題終わったの?」と聞かれると真っ先に問題集の表紙の顔が出てくる。友達と「宿題どこまで終わった?」と聞くと、問題集の表紙の顔が出てくる。
・これって恋か?忘れたくても忘れられない。心の中にもやもやと残り続ける。
・初めて会った時は、夏休みの数日前だった。あの頃は、特に何とも思っていなかった。ただ、一緒に夏休みを過ぎていると、どんどんと気に留めるようになってくる。心が君色で浸食されていく。
・別に、好きってわけではない。めんどくさいし、すぐ不機嫌になるから、扱いづらい。ただ、一緒に過ごしているうちに君の本質に気づいた。君を攻略すればするほど、頭がよくなっていく。
・なんか、「拘束されてんじゃん」と言われたら、言い返せないような感じ。でも、個人的にはそんな感覚はない。どちらかというと、こちらが君を拘束しているし、なんなら自分の反省もできるから、こちらが拘束しているといっても過言ではない。
・もうすぐお別れを言うけれど、僕は後悔していない。そのあとに待っている、君よりも高い壁に君を生かせると思う。
・そう、「高い壁」とは、課題テストのことである。宿題の範囲が(特に数学は問題集のまんま出る)テストになる。始業式の後にやることが、僕の学校の伝統。
・課題テストに備えて、残された少しの時間で真剣に君と向き合っていこうと思う。
・僕は、人生で一度も恋をしたことがない。どんな感覚何だろうか、と友達がやってる、推しをリツイートするだけのアカウントを見るたびにおもう。
・ただ、なんか理論で考えて文章化すると、分かる気がしてきた。これは正常な恋ではないのかもしれないが、感覚としてはあってる気がする。
・いや、別に問題集が好きなわけではないですよ。いち早く〇んでほしいし、終わったことがめっちゃうれしいから日記にしようと思った。
・ちなみに、補講がなかったら部活に行って、今日は競技場でタイムトライアルの日だから自分のタイムを計れるはずだった。
・部活行きてぇなぁ。
・もしかしたら、部活に恋しているのかもしれない。
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