【あぁ、ソクラテスね】2021-09-19
・競技場で走ることの練習をした。
・やはり、二週間のブランクは大きい。文化祭やらなんやらで、我々は二週間ほどまともに走っていないのだ。走り出したら楽しいのだが、体力や肺活量や筋力やが落ちている。
・もし、「明日大会に出て!」などと言われたら、おそらく足がなくなってしまう。
・だから、今日ちょっとだけ走ることができてよかった。
・競技場での話。ほかの学校の陸上部がいた。高速バスの座席を埋め尽くせそうなくらい、たくさんいた。そして、もちろん顧問の先生もいた。見た目だけでわかる、とても怖そうな人だった。たぶん数学の先生。
・その先生が、生徒に「『無知の知』という言葉を知っているか。」と尋ねていた。生徒たちはぽかぁーんとしていた。さすがに、高速バスの人が全員知っていたら怖い。
・しかし、僕は知っていた。というのも、小学四年生の夏の自由研究で、「自分なりの哲学」を発表し、友達やその保護者をみんな洗脳したことがあるのだが、その時に「無知の知」を調べていたのだ。
・だから、僕は「あぁ、ソクラテスね」答えることができた。とはいっても、全然知らない人の話を盗み聞きしているだけだから、「あぁ、ソクラテスね」は、先生に聞こえないぐらいの小さい声でぼそっと言った。
・そしたら、先生が「ソクラテスの言葉なんだけど…」と偉そうに話していた。僕の声は聞こえていないため、先生の目の前には「無知の知」を知らない人がいっぱいうつっているわけだ。
・興奮した。「あぁ、ソクラテスね」と「ソクラテスの言葉なんだけど…」の ”ソクラテス” で独創的なハーモニーを奏でたからだ。自分も、知らないおじさんと ”ソクラテス” でハーモニーを奏でるとは思わなかった。向こうは知らないが、こっちは先生を出汁に、スーパー美味しいネタをいただいた。
・あの先生、今頃家で鼻高々だろうな。中学生相手にマウントをとって悦ぶ先生も嫌だけど、まさか自分の知らないところ(ここ)でマウントを返されているとは思わないだろうに。
・コーラを飲んだ後に走ったら、人間はどうなるのか、検証をした。
①コーラを一気飲みする。(※コーラは160円/500㎖のものとする)
②100mのタイムを計測する
③自己ベストとタイムの誤差を比べる。
結論:160円の無駄。
・まず、コーラを一気飲みする。注意してほしいのが、競技場の走るところ、いわゆるタータンでの飲食が許可されているか、確認をとることだ。だいたいの競技場は、タータンでの飲食ができない。
・そして、100mのタイムを計測する。全力で取り組むことが大切だ。いったん体の心配は置いておいて、とにかくゴールを目指す。
・最後に、状況を整理する。その際、もし「吐く」のであれば、いち早くタータンから離れることが望ましい。タータンの上で飲食禁止のように、タータンの上で吐いてはいけないことが多い。あと、ほかの利用者もいるため、迷惑をかけてはいけない。
・結論として、「160円の無駄」とさせてもらった。
・走り終わった後、盛大な「げっぷ」がやってくる。しかし、呼吸が荒いため、のどにいるげっぷの門番みたいな人が、ずっと胃への道を締め切っている。そのため、のどに盛大なげっぷが滞在することになる。そして、吐き気がやってくる。
・幸い、有事にはならなかったが、目の前が真っ白になる。やるなら、350㎖の小さいやつにして、スタブロも用意した方がいい。
・帰りにマクドナルドに寄って、「月見パイ」というものを食べた。
・写真の通り、中には「白玉」と「粒あん」が入っている。
・白玉の「もっちり」と粒あんの「しょっっっっぺ」が同時に味わえる。一見、もったりとしていそうだが、実際は「あっつあつすぎてもったりを感じる前に飲み込んでしまう」だ。
・自分は何も知らない。そう実感することで、人間は成長できる。良し悪しは関係なく、自分について何か見つけることで、人間は成長できるのだ。それが、ソクラテス先生の「無知の知」という考えたかただと思う。
・全国民のうち、数パーセントしか知らないと思う事実。「マクドナルド」を変換しようとすると、様々な「マクドナルド」を見ることができる。
・自分の知らなさを知る。それが、一番大事。