【嘘根性】2021-06-17
・学校。今日はテンションが変だった。脳で「する・しない」の判断をする門番がさぼってる感じ。絶対に言わなくていいことすらも言ってしまった。
・生物の時間が一番狂ってたと思う。友達の頭に泡タイプの石鹼を塗りたくっていた。木でできた足元の一面だけ板が打ってある謎の椅子の上に正座をして先生に怒られないかチャレンジしてた。どちらも怒られなかったからよいものも、今思うとやっちゃだめだと思う。反省してます。
・そもそも、無意識のうちにやっていたわけではない。ちゃんとやるまでに至った考えの足跡は残っている。石鹸を塗りたくっていたのは、石鹸に含まれる弱酸性で友達を頭から溶かせるのか、検証してみたくなったから。正座をしていたのは、早始業時に「結局、根性で人生いくらでもなる」というはなしをしていて、不意に自分の根性を試したくなったからである。
・根性で人生なんにでもなるのは結構理解できる。極端な話、根性があれば、全速力でフルマラソンを走ることも可能だし、比喩ではない一日中勉強することも可能である。自分も根性があるなと思った経験もいくばくかある。この日記も根性で書いている。
・なんか、学校の友達は科学の発表会みたいなのに出るらしい。その参加者を募集しており、僕にも声をかけられた。しかし、その日は国民の祝日で、何年もフルパワーで生活してきた自分にとって、祝日は「旅行先にあるちょっと大きめのスーパー」ぐらい大切だった。
・そんな祝日に、予定を入れることは、はっきり言って無理だった。でも、学年のマドンナ的な女子から、結構マジトーンで言われた。
・最初は、何か試しているのかと思った。異性からの要望に許可するのか、無理なお願いをすればどうやって拒否するのか、そもそも翔は忙しいのか…
・考えれば考えるほど恐ろしくなっていったが、真正面から「NO!」と叫ぶと嫌われる気がしたので、遠回しにNOを表現することにした。
「柴犬の可愛い動画を見るから行けない」
「タンバリンについている二本の紐をつなげて遊びたい」
・なんか、数年後に見て恥ずかしい感じの言葉である。
・ついでに、その時、美人局に会う男性の気持ちがわかった気がする。ハニートラップという言葉の意味も分かった気がする。
・結局、テンションのおかしい一日となった。今日、迷惑をかけた僕の友達に心から謝罪したいと思う。ごめんね。
(この記事をご覧になった美人局に会った男性、ハニートラップ屋で働く女性、可愛い柴犬、タンバリンの紐を結ぶ人へ。この記事のオチの通り、僕はいま、テンションがおかしいです。深夜に書いていることもあり、善悪の区別が鈍くなっております。不快に思われた方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。ごめんね。)