【文化祭と御託】2023-09-09

文化祭だった。1日目。


軽音楽部のライブをちょっと見た。

もともと、軽音楽が好きじゃない。軽音楽を肯定することで、軽音楽部と一般人の間にある、見えないカーストの差を認めることになりそうだから。自分がなりたくない人間を批判することで、自我を保っている。

でも、よく聞く音楽のジャンルは、軽音楽に分類される。


御託は置いといて


聞いた


音が大きいね。アンプ使ってるから当たり前なんだけど。

音圧が、凄まじく伝わる。縦波が脳に響く。軽音楽のリズムやテンポが、場の空気を加工する。1音発した瞬間から、お祭りムードに変わった。


あと、あまりにも真剣でウケた。


”軽”音楽っていう意味がちょっと分かった気がした。音を水に沈めたとき、すぐ浮いてきそう。体育館の上の方を通り抜けていく。



そのあと、吹奏楽部も見た。

音が大きかった。


伝統的な音楽って、一般人に伝わらない曲が多い。「○○が▽時代に作った、××という長編小説をもとに……」って言ってたけど、どの固有名詞もわからなかったし、音楽も知らなかった。

音楽を聴くときって、作曲者とか時代とか、そういうのって知ってた方がいいのかな。

知ってた方が面白いと思うけど、例えば、ゆずの夏色を、曲名も歌手も一切知らない状態で聞いたとする。でも、そんな状態でも、人の興味を惹いたから、夏色は人気な曲になったのではないか。



明日は音楽系以外のところも見たいと思った。

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田中 翔
未成年