【2】2023-10-27

・あ~~~~


・”2”ってやっぱ良いよね。感覚じゃなくて、理論として。

・数学でも、自然数について扱う時は、偶数か奇数かで分けるとうまくいくこともある。何か主張をするときも、Aの場合、Aでない場合、の2つに分けて、比較することで利点を強調することができる。2は良いのだ。


・例えば、世界に1000人いたとして、その1000人が全く違う主張をしたとする。1から1000までのランダムな数字を、国民一人ひとりに割り振る。じゃあ、給料を「500未満の人」「500以上の人」で分けるとする。500より小さい人は安い。

・この時、「499」の人は絶対に怒り出す。『なんで1つ数字が違うだけで、こんなにも違う処遇を受けるんだ』と怒る。そうすると498、497、496……とどんどんと不満が広がっていく。


・これ、なんで499の人が不満を持つかというと、数字がニアミスだから。でも、前提の通り、完全にランダムで割り振られたから、何か能力が足りなかったり、社会不適合で差別が起きているわけではない。

・マジョリティは、500付近にいないから、それをそういうものだとして受け入れるけど、490~499のマイノリティが、「気づく」んだろうな。

・だから、そういう「数字のニアミス」とか、人情的な話をなくし、完全に機械的に「500」で線引きをする。


・これを、たとえば「1~300」「301~600」「601~1000」みたいに3つで分けると、それだけニアミスが増えて、マイノリティが増えて、社会が円滑に回らなくなる。

・かといって「1~1000」とひとくくりにするのだと、そうは問屋が卸さない。会社の全員が同じ給料だったら、それは勤怠や個人の能力に対する問題につながる。どうも、人間はパーソナリティによって分割したいらしい。


・ということで、「2」がキレイに収まるはずなのだ。




・学校の成績は違くて、2だと危ない。やはり5を目指したいものだ。

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田中 翔
未成年