【こうねんスマホ】2024-06-28

・「こうねん」という単位は、距離を表している。光が1年間で進む距離を1光年として定義されている。思うんだけど、光の速さって常に一定なの? なんか、周囲の温度とか惑星の引力とかで速さが変わるんじゃないかな、って思ってる。

・そう、「こうねん」が”距離の単位”だと思っている人が多いけど、実際は違う。「こうねん」は、時間の単位なのだ。「溝年」で、10e32年を表す。宇宙が7ゼタ回輪廻する。こういうことを考えて散歩すると楽しい。


・スマホを落とした。

・スマホを落としてしまった。人生で初めて。

・駅員が近くにいなかったから、駅員室に行った。そしたら、駅員が足りないらしく、拾得までに時間がかかります、と。その日は、人身事故があって、駅側もイレギュラー&イレギュラーで、人員が足りていないようだった。やっぱり、線路にスマホを落とすと、すぐにはかえってこないようだ。

・しかたなく、「明日取りに来ます」と言って、スマホ無し生活が始まった。特に、スマホがなしと生活できない感じではなかった。Suicaはカードで持ってるし、PayPayも使ってないし、ラインはパソコンで確認できる。

・デジタルデトックスが流行ってるらしい。「スマホがない=デジタルデトックス」だと思ってたけど、世の中は思っていたよりもデジタルであふれている。エレベーターの回数表示もデジタル。セルフレジ、サイゼリアの支払い、色んなものがデジタル。

・完全にデジタルにふれない生活、はもうできないだろう。令和だから。「疲れたらデジタルデトックスをしよう!」ってよく言われてるけど、今まで疲れてきた作業をデジタルに任せていったのが歴史である。ソロバンからレジになり、階段からエレベーターになり、切符からSuicaになる。「疲れたからアナログにしよう」って、変だな。

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田中 翔
未成年