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【日記】2021‐06‐08

・寝ている間に虫に刺された。めっちゃ痒い。

・そもそも、虫が人間を食べなくてはいけなくなる状況にさせた人間が悪い。最初は虫だって人間を食うことにためらいがあったと思うけど、今や足だって食う。かわいそう。

・学校に行った。プラスチックを燃やす実験をした。緑色に燃えたのが衝撃的だった。バイルシュタイン反応というらしい。

・コミュニケーションの勉強をした。より良い友好関係を築くには、相槌と応答が大切らしい。自分が話を聞く態度を改めるきっかけになれたと思う。

・でも、やっぱり話が面白くないと相手に気を使わせてしまう。話の面白さに勝てる者はいるのだろうか。

・面白さとは何か。個人的に、起承転結のあるお笑いが好きだと自負している。しかし、ドッキリのように誰かが無残な姿になる様が好きな人もいれば、最近話題の突っ込まない突っ込みに心から面白いと思う人もいる。そんなおもしろの感性を、数値化して順位を競う賞レースはいかがなものかと思ってしまう。最近だと金属バットさんを面白いと思っている。

・学校から帰ってきたとき、駅前で弾き語りのコンサートをしていた。「スピッツ/楓」を歌っていた。隣には救急車が止まっており、騒然とした雰囲気の中で聞く楓は何か物憂げなものを感じた。

・そう思ってたら、小学校の時の担任に会った。懐かしさとともに、楓に聞き入っている姿を見られたくなかった感じもする。先生も勤務後でGet Wildを聞くころだっただろう。そんな中で元・教え子に会ったら驚くだろう。

・帰宅したら、机の上がなんだか整理されていた。普段は洗濯物の山なので、メイド系の泥棒が入ったのかと思った。しかし、昨晩に頑張って掃除したことを思い出し、自分でやった努力を忘れてしまったのかと、すこし悲しくなった。

・悲しくなったで言えば、弾き語りで聞いた曲が楓じゃなくてロビンソンだったことも悲しくなった。

・さっきから、僕の周りを虫が飛び回っている。集中を邪魔してくるから嫌だ。蝉とか、カブトムシとかだったら全然触れるのに、蚊や蜘蛛は生理的に仰け反ってしまう。なにか先入観のようなものがあるのだろうか。

・先入観がこの世で一番怖いものだと思う。先入観で物事を見ると、得も損もしない。バズだって、先入観で「こんなの流行らないでしょ」と思っているものほど、後々社会現象となるものが多い。逃げ恥も然り、うっせぇわも然り、鬼滅の刃も然り。

・というか、鬼滅の刃ってまだ流行っているのか。最近は、以前のように五分に一回ペースで紅蓮華を聞くような生活はなくなった。コラボ商品のようなものも衰退してきている。

・次は、「~リニア級」みたいな言葉が流行ると思う。何でもかんでもリニア級と言ってすます文化ができそう。

・リニア中央新幹線っているのか。東京と名古屋・大阪を結ぶためにできたと思うのだが、帰省や出張ならオンライン上でできてしまう世の中になった。その状況下において、移動速度は必要なのか。甚だ疑問だ。技術力を海外に誇示したいのなら、そんな山をぶち抜いて作る意味はないだろう。シムシティの攻略法で海上道路を作ってカジノを作る、ような感じで、宮崎と四国を結ぶくらいの小さ目な規模でいいのに。

・そこのところ、JRと国が良いコミュニケーションをとって、何とかしてもらいたいものだ。何とかなったら、われわれでバズらせて海外に発信するのだから。

・という話を、小学生の時にした記憶がある。あの時といまでリニア中央新幹線に対する偏見は何も変わっていなくて安心した。

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田中 翔
未成年