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【トー横、愛とは?】2023-06-25

・学校。自分とは対極のタイプの人間を嫌うのって、なんでだろうか。

・例えば、野球が好きな人は嫌いな人に「こんな面白いスポーツがあるのに、なんで嫌うんだ。あいつはおかしい」って言う。野球が嫌いな人は「こんなスポーツ、何が楽しいんだ。あいつはおかしい」って言う。

・人間は、同族嫌悪もする。異族嫌悪もする。愛を語る人間は、真に何を愛するのだろうか。


・能見た。

・みんな寝てた。高校生も、大人も。自分は、一応起きてた。

・狂言は、面白かった。”伯母ヶ酒”っていう話。「ここで笑ってください」みたいなのが分かりやすくある。緊張と緩和。全年齢対象な感じがした。

・能は、よく分からなかった。ごめん。『羽衣』っていう有名な話を見た。

・「羽衣を返してもらえて、お礼に踊る」っていうのが、体感15分くらい続いた。『もし自分が脚本家世阿弥だったら……』と考えてみると、よく、踊るだけを芸術にしたな、という感じ。

・やはり、能を見ていた世代、上流階級の人は、感性も高級品なのか。繊細な感受性を持っているから、「踊るだけ」から何かを感じることが出いるのかも。僕らみたいな、雑居ビルでは、能の良さを感じられない。ごめん。


・新宿のTOHOに来た。ゴジラ。ここの横にある広場が、『トー横』だ。

・トー横、殺伐としていた。時間帯が、まだ日中っていうのもあると思うけど、ピークより人は減った感じがする。ただ、それに注目する外野が増えた。トー横の人たちを撮影している人がいた。何のためだ。

・ずっとここに来てみたかったのだ。自分と同じ年齢の人が、自分とは違う見た目で、やいやいしている。異世界みたいな感じがして、行ってみたいと思っていた。

・自分が、いかに幸せな環境で生きているかを感じた。学校に行って、部活に行って、友達と遊んで、勉強して、ご飯を食べる、寝る。それが、どれだけ恵まれたものなのか、心の深くに染みた。

・これから、自分はどう生きようか。欲に溺れ、欠損を嘆いては、それこそ真の貧困ではないか。自分で自分をネグレクトしてはいけない。現状に満足して、事実を受け入れる。心理的に、一気に大人になれた気がした。


・ダンスの大会を、能の場所の隣でやってた。

・ダンスの人、駅にいっぱいいた。ビビったよね。

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田中 翔
未成年